“サスペンスの神”と呼ばれたアルフレッド・ヒッチコックと彼を支えた妻アルマ・レヴィルの知られざる物語と、名作『サイコ』の制作から成功に至るまでに歩んだ道のりを描いた『ヒッチコック』。現在公開中の本作から、『サイコ』のヒロインに扮したスカーレット・ヨハンソンがチャーミングでセクシーな演技で魅せる、初登場シーンの映像が到着した。巨匠・ヒッチコックと、優れた映画編集者であり脚本家であるアルマの夫婦愛を軸にした本作。ストーリー展開や随所に散りばめられたユーモア、主演のアンソニー・ホプキンスとヘレン・ミレンを始めとする豪華キャストの演技で高い評価を得ている。今回届いた映像は、スカーレットが演じるジャネット・リーをヒッチコックが“口説き落とす”重要な場面だ。「私の胸はボーイッシュじゃないから…」と、シャワーシーンに自分の裸が映ることを心配するジャネット。すかさずヒッチコックは彼女の手を握り、安心させるように説明を始める。そんな夫の隣で、アルマは嫉妬が混じった複雑な表情を見せる。実はこのシーン、スカーレットにはシャワーシーン以上にハードルが高かったそう。「ほとんどの役者は、テーブルについて座っているシーンは好きじゃないと思います。私にとってはチャレンジでした」と告白している。しかし、体の動きで表現ができない場面を、スカーレットは豊かな表情だけで見事に演じきっている。さらにこのロケーションは、ハリウッドに実在する由緒正しいレストランで、チャールズ・チャップリンやF・スコット・フィッツジェラルドらがこよなく愛した場所。そんなハリウッドの歴史の片鱗もうかがい知ることができる、貴重な映像となっている。『ヒッチコック』は全国にて公開中。※こちらの特別映像はcinemacafe.net記事ページより、ご覧いただけます。(C) 2012 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.