第85回アカデミー賞で「脚本賞」&「助演男優賞」の2冠に輝いた『ジャンゴ 繋がれざる者』(クエンティン・タランティーノ監督)で、キャリア初となる本格的な悪役に挑んだレオナルド・ディカプリオが約3年ぶりに来日! 3月2日(土)、都内で記者会見を行った。レオといえば今年1月、ドイツの「Bild」紙に語った「正直、くたくただよ。長い長い休暇を取ることにした」という事実上の“休業宣言”が話題になったばかり。世界中のメディアが注目するなかこの“宣言”後、初めて公の場に登場したレオは「ちょっとした発言が、印刷されたときには全然違う意味に伝わってしまうことはよくある。つまり、大げさに報じられてしまったんだ。確かに『ちょっと休憩したい』とは言ったけど、大好きな俳優業をやめるつもりはない」と今後も俳優業を続けると力強くアピールしていた。映画は、各国でタランティーノ監督史上No.1の大ヒットを記録しているアクション西部劇。レオが演じるのは、大農園のオーナーで、奴隷デスマッチ観戦が趣味という冷酷非情なカルビン・キャンディ。元奴隷のジャンゴ(ジェイミー・フォックス)が賞金稼ぎのドクター・キング・シュルツ(「助演男優賞」を受賞したクリストフ・ヴァルツ)と共闘し立ち向かう敵役だ。初タッグを組んだタランティーノ監督も「これまで誰も見たことない、もちろんディカプリオも演じたことがない極悪人だ」と語るほど。レオ本人も「キャンディは道徳的な腐敗を象徴する、忌むべき存在だ。だからこそ演じたいと思ったし、悪役なら悪役なほど、俳優としては解放感を味わえるんだ」と不敵な笑みを浮かべる。撮影中には割れたグラスの破片で、レオの手から流血する場面もあったそうだが「クールな瞬間だと思い、そのまま撮影を続けたんだ。さすがのタランティーノも心配していたけど、そのシーンを本編に使ってくれた」と胸を張った。また、「脚本賞」を受賞したタランティーノに対し、「まるでページから飛び出してくるかのようなキャラクターと台詞を書き上げる」とその才能に改めて敬意を表していた。『ジャンゴ 繋がれざる者』は丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。
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