本作で特徴的なのが、マヤの私生活部分はほぼ映し出されず、アルカイダとCIAの戦いを描いている点だ。そんな中で“マヤ”というキャラクターを自身の中にどのように作り上げていったのだろうか? 「リサーチをする傍らで脚本家のマークと共にいろいろ話を聞いていたの。彼はもともとジャーナリストだったから、自分の調査の中でマヤを知ったのよ。だからCIAについて、マヤという女性について、いろいろ聞くことができたわ。あとはローレンス・ライトの『倒壊する巨塔―アルカイダと「9・11」への道』やミハエル・シュアーの『OSAMA BIN LADIN』の2冊の本は役に立ったわね」。