ベストセラー作家・西加奈子の人気小説を原作に、宮崎あおいと向井理が夫婦役で初共演を果たした映画『きいろいゾウ』。本作の公開を前に、1月23日(水)に都内にて心理学博士・伊東明氏と恋愛応援カウンセラー羽林由鶴氏をゲストに迎えたカップル試写イベントが開催された。片田舎の町に移り住んできた、天真爛漫な妻・利愛子(通称・ツマ)と売れない小説家の無辜歩(通称・ムコ)夫婦の温かな日常から、一通の手紙をきっかけに少しずつズレていく2人の想いを描いた本作。来場者は結婚を控えた男女カップル。当日のイベントは男性は男性だけのゲスト、女性は女性だけのゲストのトークを聞くという内容のもの。女性チームゲストである恋愛応援カウンセラー・羽林さんは「本音を言えば、結婚なんて誰でもできるんです。一番大事なのは、ずっと愛される夫婦になることで、それは誰でもできるわけではない。夫婦は組み合わせが大事なんです」と女性陣にアドバイス。「結婚でうまくいく秘訣は、ツマのように泣いたり騒いだり怒ったり感情豊かにすること。大人の女性は『嫌われたくない』と思って、我慢してしまうけれど、結婚してからそれをやったら『こんな人だと思わなかった』と思われてしまうのでダメ! 付き合ってすぐに試してみて、それを相手が包んでくれるかで、コミュニケーションがとれる、愛される夫婦になれるかが分かると思います」と本作のツマとムコを例に分析。これには多くの女性が頷いていた。一方、心理学博士・伊東さんがゲストの男性チームはというと「男性は、失恋後に引きずる事が多くて、女々しい」と厳しいお言葉も。しかし、「男性はロマンチストですからね。一ついうと、映画の中でもそうですが、とにかく男性は女性にはかないません(笑)。だから、初めから降参して、あなたにはかないません、という姿勢でいけばうまくいきます(笑)」と冗談交じりに、夫婦円満の秘訣を語った。男女別々の試写会場でのトークイベントは、女性ならでは、男性ならではの悩みが飛び交い、大盛り上がりのうちに幕を閉じた。『きいろいゾウ』は2月2日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。