一方、ドラマ・シリーズ部門は様々な作品に賞が行き届いた状態。作品賞は「マッドメン」が制したものの、監督賞には「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」のマーティン・スコセッシ、主演男優賞と脚本賞には「Friday Night Lights」が輝きました。見方を変えれば、新ドラマとして期待された「ボードウォーク・エンパイア」には作品賞を受賞するほどの勢いはなく、「マッドメン」にはジョン・ハムに主演男優賞をもたらすほどのパワーがなかったということ。そんな中、今年2月に最終回を迎えた「Friday Night Lights」の健闘が光りました。日本未上陸のまま番組が終了した「Friday Night Lights」ですが、同作を出世作とする若手スターは多く、ミンカ・ケリーは“新チャーリーズ・エンジェル”に(番組の打ち切りが決まりましたが…)、テイラー・キッチュはいまや映画俳優に。彼らの活躍を見るためにも、日本で放送してほしいところです。