ダニエル・ラドクリフが、悩みを抱えるLBGT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、性同一性障害者)および自身の性的指向が未確定(Questioning)の青少年たちの支援活動するアメリカのNPO「トレヴァー・プロジェクト(Trevor Project)」制作の自殺防止の公共広告に出演した。現在オンラインでも視聴可能なこの広告で、ダニエルは「どうしようもなく絶望的な気持ちになったとしても、助けになる場所が必ずあります。24時間いつでも、誰かと話すことができます」と、アメリカ国内で24時間通話可能なトレヴァー・プロジェクトのホットラインについて説明し、「君が君であることに誇りを持ってください」と語りかけている。いじめに遭う同性愛の少年を描いてアカデミー賞短編映画賞を受賞した『Trevor』(原題)にちなんで、同作のペギー・ラジスキー監督が設立したトレヴァー・プロジェクトは、カウンセラーを含めた160人体制で24時間、悩める青少年からの電話に対応している。MTV Newsの取材を受けたダニエルは「ずっと以前から、こういうことをしたかったんだ。僕はゲイの男性に囲まれて育ったし、僕にとって(LBGTの人々の存在は)当たり前のものだった。それに、いまの僕ならトレヴァー・プロジェクトのような素晴らしい団体に力を貸すことができるから」と、出演を決めた経緯を語った。ダニエルは昨年8月にも同団体に多額の寄付をしている。トレヴァー・プロジェクト公式サイトhttp://www.thetrevorproject.org/home2.aspx写真は今年3月にMTVに出演した際のダニエル・ラドクリフ。 -(C) Splash/AFLO