日本の大手アニメ制作会社サンライズは、同社制作のSFアニメ「カウボーイビバップ」がキアヌ・リーヴス主演で実写映画化されることを15日、発表した。20世紀フォックス、3アーツエンタテイメント、サンライズの3社が製作にあたる『カウボーイビバップ』は、日本では1998年にTV放映されたSFアニメ。2071年の太陽系を舞台に、宇宙船「ビバップ号」で賞金稼ぎをする主人公・スパイクと仲間たちの物語で、キアヌはスパイクを演じるという。同シリーズは北米地域でも放映され人気が高かった。キアヌのエージェントでもある3アーツエンタテイメントのアーウィン・ストフがプロデューサーを務め、アソシエイトプロデューサーとして内田健二サンライズ社長、TVシリーズの監督を務めた渡辺信一郎、同シリーズのメインライターの信本敬子が名を連ねる。映画化については昨年7月頃からストフが企画の存在について話し、キアヌ自身も12月に「この間、契約書にサインした」と話していた。アニメサイト「ANIME NEWS NETWORK」は、ストーリーはTVシリーズの第1話に登場する目薬“レッド・アイ”にヒントを得たものになるとキアヌが語ったと報じている。現在公開中の『地球が静止する日』のプロモーションで来日時には、「忠臣蔵」のハリウッド・リメイク主演の話も出ていたキアヌ。なぜか日本にまつわる作品と縁深いが、先にGOサインが出たのは、お得意のSFヒーローものとなったようだ。