4月に、プロも参加するチャリティのオートレースに出場し、セレブ参加者として堂々1位に輝き、レーサーとしての実力を披露したキアヌ・リーヴスが、今度は料理に目覚めたという。キアヌが料理にハマったのは、フランスの物理学者、エルヴェ・ティスの書籍を読んだのがきっかけ。ティスの専門分野は、調理を物理的に解析した「分子ガストロノミー(分子美食学)」。調理の過程で食材に起こる変化を科学的見地から研究するもので、卵を調理する際に重要なのは加熱時間ではなく温度であること、卵を使わずに水とチョコレートだけでチョコレート・ムースを作る方法などを考案した。ティスの著書を読み「人生が変わった」というキアヌ。以前はほとんど料理はしなかったが、いまは暇を見つけては様々なレシピで実験中だという。「まだ、ちょっとかじった程度だけど、シェフを目指すことも考え始めてるんだ。彼(ティス)は素晴らしいよ」とすっかり心酔している様子だ。友人たちとN.Y.市内のホテルで食事をするキアヌ。© Splash/AFLO