開催中の第46回ニューヨーク映画祭で7日、ベニチオ・デル・トロが20世紀のカリスマの1人、チェ・ゲバラを演じる『チェ 28歳の革命』、『チェ 39歳 別れの手紙』のニューヨーク・プレミアが開催された。会場は、先日アンジェリーナ・ジョリーの主演作『チェンジリング』(原題)を上映したのと同じジーグフェルド劇場。主演のベニチオ、今年2月に兄・フィデルの後を継いでキューバ国歌評議会議長となったラウル・カストロの若き日を演じたロドリゴ・サントロ、スティーヴン・ソダーバーグ監督らが出席した。映画の上映は、間に30分の休憩を入れて、前後編合わせて4時間にも及ぶ長丁場。だが、本年度のカンヌ国際映画祭最優秀男優賞に輝いたベニチオの熱演に観客たちは圧倒されたようだった。日本では『チェ 28歳の革命』が2009年正月第二弾、続いて『チェ 39歳 別れの手紙』が新春に公開される予定。© AFLO