アメリカの経済誌「フォーブス」誌上で、昨年ハリウッドで最も稼いだ俳優のランキングが発表され、新作『ハンコック』が全米No.1を記録したウィル・スミスが1位に輝いた。2007年6月1日から2008年6月1日までを対象としたこの調査によると、スミスの稼ぎは8,000万ドル。『アイ・アム・レジェンド』やオスカー主演男優候補にもなった『幸せのちから』の世界的なヒットが功を奏した。次いで7,200万ドルを稼いだジョニー・デップが2位、3位はエディ・マーフィとマイク・マイヤーズの2人で5,500万ドルだった。5,000万ドルの稼ぎで女優としてトップを飾ったのはキャメロン・ディアス。レオナルド・ディカプリオ(4,500万ドル)、ブルース・ウィリス(4,100万ドル)、ベン・スティラー(4,000万ドル)、ニコラス・ケイジ(3,800万ドル)と続き、キーラ・ナイトレイが3,200万ドル、ジェニファー・アニストンが2,700万ドル、リース・ウィザースプーンとグウィネス・パルトロウが共に2,500万ドルで、女優のベスト5にリストアップされた。女優の1位の上に男優3人がランクインする結果を見ても、ギャラの面では圧倒的に男性優位のハリウッドの傾向は相変わらずのようだ。6月30日に開催された『ハンコック』のプレミアに出席したウィル・スミス一家。ウィルの隣には長男のウィラード・クリストファー。前列左から、長女のウィロー、妻で女優のジェイダ・ピンケット=スミス、『幸せのちから』で共演した次男のジェイデン。© Reuters/AFLO