ビリー・アイドルはアメリカで大成功する前、パンク・ムーブメントが吹き荒れるイギリスでバンド、ジェネレーションXのヴォーカルでデビューした。本作品の前半は様々なアーカイブ・フッテージを使って、当時のロンドン・パンクシーンが解き明かされる。映画の前半パートはセックス・ピストルズのスティーヴ・ジョーンズやポール・クックもインタビューに登場し、稀少な写真や映像を交えて当時のロンドン・パンクシーンを振り返る。ロンドン・パンクのブームは長続きせず、ジェネレーションXは1981年1月に3枚目のアルバムを発表したあと、活動休止。ビリーは単身アメリカに渡り、折からのMTVブームに乗り、全米No.1になるまで登り詰める。映画の後半はビリーの絶頂から、アルコール依存症と薬物依存症に苦しんで転落。そして劇的に活動を再開させる、そんなジェットコースターのような人生が描かれる。
ジョナス・アカーランド