ある病院で起きた新生児誘拐事件。17年後、被害者の少年は素性を隠してかつて自分を誘拐した犯人の女のもとで働き始める。いつしか2人の間には親子とも恋人とも言えぬ不思議な感情が芽生えるが——。寂しさを抱え、出口を求めてさまよう2人の姿を美しくも切なく描いた『子宮の記憶/ここにあなたがいる』。本作のクリスマス特別試写会が都内で開かれ、主演の柄本佑と監督の若松節朗が舞台挨拶に上がった。
聴力を失い失意のどん底へと突き落とされた天才ミュージシャンが、読唇術を教える女性教師との出会いを通じ再生への道を歩み始める姿を描いた感動作『フランキー・ワイルドの素晴らしき世界』。公開初日の12月23日、プロレスラー・ジャガー横田と、かつて彼女のリング・ドクターを務めた、夫で医師の木下博勝を招いての公開記念トークショーが開催された。
桃井かおりが自ら脚本も手がけ映画初監督に挑んだ『無花果の顔』は、ごく普通の門脇一家が平凡に見える日常の背後でドラマチックな人生を送る姿を、独創的なスタイルでつづるファンタジー・テイストの家族ドラマ。10月に韓国で行われた第11回釜山国際映画祭に正式招待された本作が、12月23日(土)シネマスクエアとうきゅうにて初日を迎え、監督ならびに石倉三郎、高橋克実ら出演者が初回上映終了後に舞台挨拶を行った。
この夏、劇中使用曲であるリンキン・パークの「ナム/アンコール」とともに幅広いファン層を集客し、大ヒットした映画『マイアミ・バイス』。日本でもTV放送時に高視聴率をマークするなど、今や伝説と化した同名ドラマシリーズの映画化を実現させた本作は、『コラテラル』、『ヒート』など“闘う男の美学”をスタイリッシュに描き続ける巨匠、マイケル・マン監督作品。ハリウッドで最も注目を集めるコリン・ファレルと、『Ray/レイ』でアカデミー賞を受賞した実力派、ジェイミー・フォックスを主演に迎えて贈る、クライム・サスペンスだ。
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載開始以来、熱狂的なファンを生み出し続けている「ジョジョの奇妙な冒険」。現在第7部にあたる「STEEL BALL RUN」を「ウルトラジャンプ」(集英社)にて連載中である本作は、奇才・荒木飛呂彦が独特の世界観、緻密な絵柄や特異的なポージング、ほかに類を見ない台詞回しや擬音の数々によって驚愕の“JOJOワールド”を描き出す大人気ベストセラーコミックだ。
今週末、待望の全国公開を迎える『エラゴン 遺志を継ぐもの』。現在23歳の原作者、クリストファー・パオリーニが15歳の時に書き上げ、17歳の時に両親が自費出版したファンタジー小説にハリウッドが注目し、未完のうちに映画化権を買い上げたという、早くから期待が高い本作。日本公開に先立ち、主演のエド・スペリーアスとシエンナ・ギロリーが来日し、12月14日(木)TOHOシネマズ六本木ヒルズにてジャパンプレミアを開催。吹き替え版声優を務めた山田孝之と小雪も来場し、レッドカーペットイベントと舞台挨拶が行われた。
熱烈なファンを生み出し、数々の映画賞を総なめにした前作『パッチギ!』から2年、ついに前作を上まわるスケールで第2章が動き出した。10月末にクランクインし、現在撮影も大詰めを迎えている続編『パッチギ! LOVE&PEACE』の製作発表記者会見が12月14日行われ、井筒和幸監督をはじめ、井坂俊哉、西島秀俊、中村ゆり、藤井隆ら出演者、そして李鳳宇エグゼクティブ・プロデューサーが登壇した。
エリザベス・テイラー出演の映画や、TVドラマ、アニメーションなどで知られる「名犬ラッシー」。この“世界一有名な犬”を題材にした映像作品として11作目となる『名犬ラッシー』の公開を12月23日(土)に控え、主役の少年・ジョーを演じ、今回が初来日となるジョナサン・メイソンを迎えての日英文化交流クリスマス・イベントが英国大使館にて行われた。
人気ティーン誌「SEVENTEEN」の専属モデルであり、『僕は妹に恋をする』の公開を来年に控える榮倉奈々とEXILEのメンバー・眞木大輔が初共演でおくる青春ラブストーリー映画『渋谷区円山町』。12月7日(木)、完成記者会見が行われ、仲里依紗、眞木大輔、榮倉奈々、原裕美子、原作者のおかざき真里、永田琴監督が登壇した。
さそうあきらの漫画を原作に、天才ピアニストの少女が音楽を通して新しい世界を見出していく姿を描く本格クラシック音楽映画『神童』。本作の完成披露試写会・舞台挨拶が12月11日ヤマハホールにて行なわれ、萩生田宏治監督をはじめ成海璃子、松山ケンイチら出演者、また三浦友理枝、清塚信也ら音楽面から映画をサポートした面々がそろって登壇した。
“親子の絆”を描いたウォルト・ディズニー最新作『ライアンを探せ!』のジャパン・プレミアが12月10日(日)に開催され、特別に招待された300名の家族連れが集まった。
直木賞作家・角田光代の短編集「Presents」から1篇ずつを原作に、“21時から観る新しいデートムービー”と銘打って、上映時間45分というスタイルで贈る連作の第1弾『Presents〜合い鍵〜』が初日を迎えた。上映前の舞台挨拶には主演の広末涼子、玉山鉄二、日向朝子監督が顔を揃え、作品に対する思いや短い撮影期間での現場の様子などについて語った。
『スワロウテイル 』、『リリイ・シュシュのすべて 』の鬼才・岩井俊二監督が、自身の映画製作において多大な影響を受けてきた市川崑監督の半生を描いた『市川崑物語』が12月9日(土)初日を迎え、舞台挨拶に岩井監督が登壇。作品と市川監督について語ってくれた。