映画『闇金ウシジマくん Part2』の完成披露上映が5月1日(木)に開催。山田孝之らレギュラー陣だけでなく、菅田将暉、窪田正孝、門脇麦、高橋メアリージュン、木南晴夏、中尾明慶、本仮屋ユイカ、柳楽優弥ら劇場版の豪華キャストが個性的な挨拶で会場を盛り上げた。2シーズンにわたり深夜ドラマで放送され人気を集めた、真鍋昌平の人気漫画の劇場版第2弾。サエない暴走族のヘッド、NO.1獲得を目指して女に金を貢がせるホスト、そんな彼の頼みを断れずに借金に身を沈めていく少女らのなれの果てが描き出される。中尾さんは暴走族のアタマで、うだつの上がらない生活を送る相沢を、木南さんはその妻を演じた。愛沢役を“ハマり役”と称賛された中尾さんは「ハマってました?」とちょっぴり複雑そう。木南さんとは以前からの知り合いだが「普段、優しくて癒し系の晴夏ちゃんにあれだけ罵声を浴びせられ、帰り道で結構、傷ついてました」と傷心を告白する。一方で木南さんは、かなり口汚い言葉を口にしなくてはいけなかったが「暴力的な言葉を使う役は意外と多いので大丈夫でした!」と笑顔で語り笑いを誘う。菅田さんは、その愛沢の怒りを買ってしまう、ヤンキーのマサルを演じた。マサルは結果的に丑嶋が経営する闇金「カウカウファイナンス」で働くことになるが、ドラマ・原作漫画のファンだったという菅田さんは「カウカウで働ける人もそんなにいないですよね!」と貴重な機会を楽しんだよう。門脇さんは、窪田さん演じるホストに入れあげてしまう彩香を演じたが「ホストにハマって堕ちていく女の子ですが、引いて見てみると普通の女の子。自分としては、レイ(窪田さん)のことが好きな普通の女の子として演じました」と明かす。これに対し、彩香に勝手に恋をするストーカーを怪しげに演じた柳楽さんは、門脇さんの言葉そのままに「僕も彩香が好きなだけ! ピュアだし。ただのストーカー(笑)」と主張し、門脇さんとうなづき合い、会場は笑いに包まれた。映画でひときわ強い印象を残しているのが、高橋さんが演じるウシジマのライバルの闇金を経営する犀原。原作では男性であるこの役を高橋さんはキャスト陣の中で唯一、オーディションで勝ちとった。高橋さんは「外の公園でオーディションやりました」と驚きのオーディションを明かす。「大声出してセリフ言ったけど、監督の反応が薄くて、帰っちゃったので落ちたと思った」とふり返ったが、山口雅俊監督は「もう大丈夫と思ったので帰ったんです」とその時点で合格を決めていたと説明。高橋さんはさらに「丑嶋を殺すつもりで、どうやったら死ぬかと考えて殺気を出すようにしていた」と物騒な役作りを明かし、「アタマの中では殺してました」とまで告白し会場を沸かせた。山田さんは、劇中の登場人物について「だいたいクズばかり」と語り、共演陣を見やり「みなさんが役に入り込んでふり切ってた。クズばかりですが、俳優としては最高にカッコいいです!」と称賛を送り、会場は温かい拍手が沸き起こった。『闇金ウシジマくん Part2』は5月16日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズ、新宿バルト9ほか全国にて公開。
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