みなさん、こんにちは! アカデミー賞ふり返り、パート2をお伝えしますよ。
先日、某有名脳科学者のM先生に取材してきました。いろいろと面白い脳の話を伺ったのですが(詳しくは、東京メトロの各駅で配布している「アーバンライフ・メトロ」4月1日発行号にて。沿線に暮らす方限定情報でごめんなさい)、ひとつ今回のお題「LOVE」にぴったりなものがありました。それは、恋をしているときの人間の脳の状態について。人の脳って、好きな人を見ているときは、その人の欠点を見ない状態になっているのだそうです。「恋は盲目って言いますけれど、その通りなんですよ(あっはっはー)」と先生。なるほど。私はもうひとつ、「あばたもえくぼ」なんていう言葉を思い出しましたけどね。
「アメリカン・アイドル」の放送が日本でもいよいよ始まりました! 現在、日本の放送では“地方予選”が終了したところ。来週から“ハリウッド予選”が始まります。一方、本国アメリカの放送ではハリウッド予選でトップ36が決定し、36名がトップ12を目指して戦っている最中。審査方法にマイナーチェンジが加えられたこともあり、例年以上の盛り上がりを見せているようです。
日本時間2月23日、映画ファン待望の第81回アカデミー賞の授賞式が行われました。日本からノミネートされた2作品が見事受賞したり、故人となったヒース・レジャーがオスカー俳優となったり、21年ぶりにアメリカの資本が入っていない『スラムドッグ$ミリオネア』が作品賞含む最多8部門に輝いたりと、何かと話題の結果となりました。
オーストラリア出身のバズ・ラーマン監督がこれまで手がけてきた映画は『ダンシング・ヒーロー』('92)、『ロミオ&ジュリエット』('96)、『ムーラン・ルージュ』('01)。その数は決して多いとは言えないが、いずれも秀逸な作品として世界中の人々を魅了してきた。そして、8年ぶりの新作となる本作『オーストラリア』では、故郷を同じくするニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマンという豪華キャストを迎え、ひとりの女性がオーストラリアという大自然に足を踏み入れたことで始まる壮大なアドベンチャー・ロマンスを描いている。
いずれも完成度の高い作品が名を連ね注目を集める中、予想通りというべきか『スラムドッグ$ミリオネア』の8冠の圧勝で幕を閉じた第81回アカデミー賞授賞式。授賞結果はもちろんのこと、それ以上にインパクトを残したのはステージ上でのパフォーマンス。脚本家組合のストライキの煽りを受けた昨年の授賞式からの返り咲きを告げるかのように、エンターテイメントの聖地ハリウッドならではの素晴らしいステージをふり返ってみたい。
ハリウッドで最も盛大なショーが週末にやってきては去りました! どう思いましたか? 第81回アカデミー賞授賞式のホスト、ヒュー・ジャックマンのパフォーマンスを見ましたか? その夜は、歌ったり踊ったり、素晴らしい司会者でした。彼は本当に才能にあふれた俳優です!
リチャード・ニクソン——。言わずと知れた第37代アメリカ合衆国大統領であり、1972年に発覚したウォーターゲート事件により史上唯一“任期中に辞任したアメリカ大統領”である。その政治生命を通して“悪役”の称号を背負った彼を題材とする作品は、アンソニー・ホプキンス主演の『ニクソン』('95)や、事件の真相に迫った『大統領の陰謀』('76)など、時代を超えて何作も生まれてきたが、『フロスト×ニクソン』は、さらに事件のその後を追ったお話。政界復帰に全力を傾けるニクソンと、彼に挑んだ一人の男の飽くなき“闘い”を描いていく。
自由の国で「CHANGE」を合言葉に初の黒人大統領候補が選挙戦を勝ち抜き、見事勝利を収める30年前、一人の政治家が職務中に、かつて彼と同じ職にあった男の凶弾に倒れた。『ミルク』は同性愛者への差別や迫害が現在とは比べものにならないほど激しかった1970年代に、ゲイであることを公表してアメリカで初の公職に就いたハーヴィー・ミルクの最後の8年間を描いている。
こちらではみんな、日曜日のハリウッドのビッグ・ナイトを待ち構えていますよ! そう、アカデミー賞です! もちろん金のオスカー像を狙うノミニーたちの間の緊張感はピークです。“スターたちは何を着てくるのか?”、“誰を伴って登場するか?”というところも気になりますよね。
「GALACTICA/ギャラクティカ」の見どころを聞いた際、ブーマー役のグレイス・パークはこう言いました。「このドラマは確かにSFアクションに分類されるものだけれど、人間ドラマとしての深みがあるの。それに、様々な愛の形を描いているのも魅力だと思う。女の子はラブストーリーが好きでしょ? 私もよ!(笑)」。
第三次中東戦争でイスラエルに占領され、もともと帰属していたシリアからの分断を余儀なくされたゴラン高原。この占領は国際的に認められておらず、両国はいまも未解決の複雑な帰属問題を抱えている。そんなゴラン高原の村で生まれ育ったヒロイン、モナは、シリアに住む親戚のもとへ嫁ぐことに。しかし、イスラエルとシリアの間には国交がないため、シリア国籍を得たモナが再び村に戻ることはできない。
演劇好きの方にはおなじみの、鬼才として知られる演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチが、成海璃子主演で3作目の映画を監督しました。聞いただけでも脱力しそうなそのタイトルは、『罪とか罰とか』。ロシア文学界の巨匠ドストエフスキーの不朽の名作をおちょくっているのかと思えば、まるで意識すらしていないようなこの作品。ケラ殿自慢のブラックユーモアや微妙なユルネタ、“なんでこんなところにこの人が”的な怖いもの知らずのキャスティング、ふざけているようでいて巧妙に入り組んだ構成、奇想天外なのになぜかしっかり落ち着くエンディングなど、見どころはいっぱい。でも私は、今回ここに注目しました。ずばり、コスチューム・プレイです。