16歳の女子高生の妊娠をテーマにした問題作、『JUNO/ジュノ』が脚本賞を受賞。脚本を担当したディアブロ・コディは本作が初長編作品。
歌曲賞は『ONCE ダブリンの街角で』の「Falling Slowly」(作詞・作曲:グレン・ハンサード、マルケタ・イルグロヴァ)が受賞。アイルランドの人気バンド、「The Frames」でプレイしていたジョン・カーニーが監督。主演の2人もミュージシャンという音楽映画。『魔法にかけられて』から、「Happy Working Song」ほか3曲(全て作曲:アラン・メンケン、作詞:スティーヴン・シュワルツ)、『August Rush』(原題)から1曲がノミネートされていたが、それらを抑えての受賞となった。
外国語映画賞は『ヒトラーの贋札』。ナチス・ドイツが行った国家に夜史上最大の紙幣贋造事件をテーマにした本作が、『ボーフォート ─レバノンからの撤退─』などを抑えて受賞。注目されていた浅野忠信主演の『モンゴル』は残念ながら受賞を逃した。
日本では昨年11月に公開されヒットした『ボーン・アルティメイタム』。アカデミー賞では録音賞、音響編集賞、編集賞の3部門にノミネートされていたが、これを制覇するパーフェクトを成し遂げた。この3部門とも、いわゆる主要な部門ではないが、どれも映画を支える重要な技術。改めて『ボーン・アルティメイタム』のクオリティの高さが分かる。
最優秀主演女優賞は『エディット・ピアフ 〜愛の讃歌〜』のマリオン・コティヤール。アカデミー賞は初ノミネート、初受賞。また、ゴールデン・グローブ賞、セザール賞、BAFTA(英国アカデミー賞)に続いての受賞という快挙。
『トランスフォーマー』、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』を抑えて視覚効果賞を受賞したのは、『ライラの冒険 黄金の羅針盤』。本作は3月1日(土)より公開。鎧グマやダイモンなど、CGとは思えないキュートなキャラクターたちに注目してほしい。
作品賞、監督賞、編集賞、脚色賞の4部門にノミネートされていたジョエル&イーサン・コーエンが、まずは一つ目の受賞となる脚色賞を受賞。残る3部門も受賞なるか?
最優秀助演女優賞は『フィクサー』のティルダ・スウィントン。先日発表されたBAFTA(英国アカデミー賞)に続く受賞となった。ちなみにアカデミー賞は、初ノミネート&初受賞。
最優秀助演男優賞は『ノーカントリー』のハビエル・バルデム。アカデミー賞初受賞となった。ハビエルは2001年に『夜になるまえに』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされている。このときは、『グラディエーター』のラッセル・クロウが受賞した。
長編アニメーション賞は『レミーのおいしいレストラン』が受賞。監督のブラッド・バードは前作『Mr.インクレディブル』に続く快挙となった。
いまの映画界はファンタジー・ブームと言っても過言ではないほど、いろいろな作品が公開され、人気を博している。クレア・デインズが美女に姿を変えた流れ星・イヴェインを演じた『スターダスト』もその一つ。昨年10月に公開された本作が早くもDVDとなって2月20日(水)に発売された。イギリスカルチャーを代表するニール・ゲイマンが1997年に発表したベストセラー・グラフィックノベルを原作とした本作で、イヴェインの心臓を狙う邪悪な魔女・ラミアを演じたのが、美しいベテラン女優、ミシェル・ファイファーだ。
みなさん、こんにちは。私、リーソルが今日も世界中で最もエキサイティングな都市、天使の街、L.A.から最新情報をお届けしています! エンターテイメント業界最大のイベントを数日後に控え、興奮してきましたよ。
週刊少年ジャンプ(集英社)での連載が10周年を迎える大人気漫画「ONE PIECE」。その劇場版アニメ第9弾となる『ONE PIECE エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜』が3月1日(土)より公開される。これに先駆けて、2月21日(木)に完成披露試写会が行われた。上映前の舞台挨拶には、主人公・ルフィ役の田中真弓を始め、中井和哉、岡村明美、山口勝平、大谷育江、矢尾一樹らTVシリーズでもおなじみの声優陣と今回初めて声優に挑戦したみのもんた、そしてスペシャルゲストとしてグラビアアイドルの川村ゆきえが登壇。映画の完成、原作の連載10周年を記念しての鏡開きも行われた。