佐藤新、渡邉美穂W主演の実写映画『青春ゲシュタルト崩壊』より、本編初解禁となる予告編が到着した。
本作は、リアルな人間関係の悩みと葛藤、そして好きという感情に気がつく淡い瞬間が描かれる。
解禁となった映像は、鏡が割れ、人一倍痛みに寄りそえる聖(佐藤新)の「顔が見えないのか?」という問いかけでスタート。
部活内の友人関係や、将来の進路への悩みを抱えているが、自分の気持ちが言えず、他人に合わせてしまう朝葉(渡邉美穂)は、自分を見失うことで自身の顔が見えなくなる「青年期失顔症」になってしまう。SNSでは、“嘘をついている人がなる”という誤った情報で拡散され、朝葉も隠すように。
しかし、聖だけは朝葉に普通に接し、勇気づけてくれる。そんななか朝葉は、なぜ自分を気にかけてくれるのか、聖にも何かあったのでは、と思い始める。
本作の主題歌は、福岡発の3人組ロックバンド「マルシィ」の書き下ろし楽曲「青空」に決定。
吉田右京(Vo&Gt)が本作に共感して作ったという本楽曲は、誰もが持つ悩みや葛藤に優しく寄り添ってくれるような、爽やかで温かい一曲となっている。
吉田は「誰かの目を気にしたり合わせたり、飲み込んだりするうちに自分が分からなくなること、何が正解でどれが本音なのか悩み葛藤する。登場人物が抱えている悩みや感情は、僕も出くわしたことのあるものだと感じました。『青空』、この楽曲は登場人物の想い、そして自分自身の想いを詰め込むようにして書きました。曇る心が青空のように澄んで晴れるように。という願いを込めて『青空』というタイトルにしました」と思いを語っている。
いち早く楽曲を聴いた主演の2人は、「美しくて儚い中にも一筋の光が差し込んでいるような綺麗なメロディーが今作にも合っていて、歌詞もメッセージ性が強くて素敵な曲だなと思いました」(佐藤)、「サビにかけて広がっていく感じなど、音から情景が目に浮かんで、心が晴れ渡っていくような音楽だなと思いました」(渡邉)と絶賛している。
また本作の見どころを「なんて言ったって景色がとても綺麗!カメラのフィルターを通して更に魅力が倍増しています。朝葉のような悩みを抱えている方はたくさんいると思うし、学生だけでなく社会人の方にも観ていただきたいです。観終わったあとには新しい自分になっているような、一枚殻を破るきっかけになるような作品になったと思います」とアピールした佐藤。
渡邉も「生きていく中で立ち止まった時や悩んだ時に、“自分が思っている以上に世界って広いんだよ”と教えてくれる作品だなと思います。皆さんもこの作品を観ていただけたら、『明日もうちょっと頑張ってみようかな』『前を向いてみようかな』と、少しでも元気をもらえて、前を向けるような作品になっているかと思うので、人生の中で立ち止まった時に思い出してもらえるような作品であったらいいなと思います」とコメントした。
併せて、透明感のある淡い色使いが印象的なメインビジュアルも到着。こちらをまっすぐに見つめる聖と朝葉の周りには、保健室の先生・雨村(瀬戸朝香)や朝葉の母・葉子(戸田菜穂)ら、見守り道筋を照らす人々が脇を固めている。
さらに、表情のぼんやりした朝葉の姿がパズルのように組み合わされており、青年期失顔症の朝葉の心の葛藤も読み取れる1枚となっている。
『青春ゲシュタルト崩壊』は6月13日(金)より全国にて公開。