Netflixで配信中の『ジャガイモ研究所』でセクシーな理事役に扮しているカン・テオ。ドラマの中で、引き締まったカラダを果敢に披露して、チャレンジ精神を大いに発揮している。
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このカン・テオといえば、やはり『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で演じた「本当にいい人」のイメージが強い。
彼が扮したイ・ジュノは、パク・ウンビンが演じる弁護士ウ・ヨンウを助けて、有能かつイケメンぶりを存分に見せていた。それゆえ、韓国ドラマが好きな人の間では、「カン・テオはナイスガイ」というイメージが強いことだろう。
しかし、俳優の立場になれば、善良な人ばかり演じるわけにはいかない。しかも、韓国では多様な役をこなせる俳優が重宝される傾向があるので、演技者も様々な経験を積むことをめざしている。
もちろん、カン・テオも今までに演じる役を広げてきた。その中で転機になったのが、時代劇『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』の悪役だった。

演技の幅を大きく広げた
このドラマでカン・テオが扮したユルムは、育ちのいい御曹司だった。本当に好感を持てる人物だ……そう思って見ていたら、そのうち急なキャラ変があった。とんでもなく「嫌な奴」になってしまうのだ。それにはビックリした。
ユルムというのは、歴史上で名高い綾陽君(ヌンヤングン)のことだった。この王族は、1623年に伯父の光海君(クァンヘグン)を王宮から追放して、自ら仁祖(インジョ)として即位していく男だ。そういう実在の人物をモデルにして作り上げたのが、『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』のユリムだった。
しかし、ユリムは愛するドンジュ(キム・ソヒョンが演じていた)を自分に振り向かせるために、狡猾な手口をどんどん繰り出ていく。そんなクセのあるワルをカン・テオが憎たらしい表情で演じていた。
まさに視聴者から嫌悪されるキャラをしつこく演じたカン・テオ……『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』のユリムは「黒歴史」と言っても過言ではない。
しかし、彼はこの役を通して演技の幅を大きく広げた。その経験は、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』や『ジャガイモ研究所』に十分に生かされている。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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