映画『勝負』主演イ・ビョンホンが映画を観た息子の反応と意外な一面を語った。
ソウル・鍾路区昭格洞(チョンノグ・ソギョクドン)にあるカフェにて、『勝負』に主演するイ・ビョンホンのインタビューが行われた。
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『勝負』は、韓国囲碁界の伝説的存在であるチョ・フンヒョン(演者イ・ビョンホン)が、かつての弟子・イ・チャンホ(演者ユ・アイン)に敗れた後、天性の勝負師として再び頂点を目指す姿を描いた作品である。
囲碁が知的スポーツの頂点として脚光を浴びていた1990年代を舞台に、現代でいうキム・ヨナ、パク・チソン、ソン・フンミンのような国民的スターとして世界に知られたチョ・フンヒョン九段をモデルにしている。

イ・ビョンホンは作中で、世界最強の囲碁皇帝と称された実在の人物・チョ・フンヒョンに扮し、迫真の演技を披露。若き日の九段の姿を彷彿とさせるビジュアルに加え、まるで顔を取り替えたかのような演技で観客を魅了する。
さらに、囲碁の石を打つ手つきや指の関節の動きまで緻密に再現するなど、細部にわたる努力を重ねたという。
最近開催されたVIP試写会には、妻のイ・ミンジョン、10歳の息子、義父、そして母親まで、家族総出で出席したとのこと。特に『勝負』は義父が最も公開を心待ちにしていた作品だったという。
妻イ・ミンジョンの感想について、イ・ビョンホンは「悲しかったと言っていた。自分のせいで悲しいのかと思って“どこが悲しかったの?”と聞いたら、イ・チャンホが去る場面が悲しかったらしい(笑)。でもそこまで感情移入できたのは、少なからず自分の演技の力もあったんじゃないかと思う」と語り、笑いを誘った。
また、息子にも自身の映画を見せたことがあると明かし、「初めて見せたのが『王になった男』、次が『JSA』、そして三作目が『勝負』。『JSA』は思ったより理解できなかったようで、南北関係をまだよく知らず、“なんで2人が友達になっちゃいけないの?”って聞かれた。今回の『勝負』はとても悲しかったと言っていた。妻と同じく、イ・チャンホが去る場面に心を動かされたようだ」と語っていた。
さらに、「息子に自分の作品を見せるとすごく喜んで、ぎゅっと抱きしめてくる。それが2日間くらい続く。小さい頃は“うちのパパはイ・ビョンホン!”って言ってたみたいだけど、今は道で誰かが自分に声をかけると、息子が走ってきて手をぎゅっと握って見上げるんだ。たぶん“僕が息子ですよ~”っていう感じなのかな」と語り、会場を和ませたのだった。
なお、映画『勝負』は3月26日に韓国で公開される予定だ。
(記事提供=OSEN)
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