実写版『白雪姫』が2025年3月20日（木・祝）に公開を迎える。ディズニー初の長編映画であり、世界初のカラー長編アニメーションでもある『白雪姫』。ついにその“原点”ともいえる作品の実写映画化とあって、物語への期待は膨らむばかり！
これまで、『美女と野獣』『アラジン』をはじめ、数々のアニメーション映画の実写化を成功させてきたディズニー。作品へのリスペクトを第一に再現された映像表現、アニメーションから飛び出してきたような魅力的なキャラクター、ディズニーには欠かせない心弾む音楽…など、世界が愛し続ける理由が詰まった作品を誕生させてきました。その中でも、夢見心地にさせてくれるラブストーリーは、プリンセス作品の見どころの1つ。実写版『白雪姫』でも“運命の人”との出会いが作品をより一層、華やかに彩ります。
シネマカフェでは、これまで実写版で描かれたプリンセスたちのときめくラブストーリーをふり返りっていきます。
“運命”が惹かれ合う2人の味方に
『シンデレラ』
意地悪な継母と姉たちにいじめられ、絶望するエラは泣きながら森の中へ。そこで、城で働いているという青年キットに出会う。束の間の会話を交わすうち、キットはエラの心の美しさを見抜き、エラもキットの明るさに魅了されるが、実は彼こそが王国の明日を担う王子！ 素性を知らないエラはキットに再会したい一心で城の舞踏会に出かけようとするものの、継母の妨害に遭い…。
そんなエラがフェアリー・ゴッドマザーの魔法で美しく着飾り、キットとの再会を果たすシーンにはときめきがいっぱい。彼の正体を知ってなお想いを募らせていくエラと、何者でもないエラに惹かれる王子の華麗なダンスにうっとりさせられる。その後、夜12時の鐘と共に魔法の効力が切れ、離れ離れになってしまった2人に継母の策略や王室を巡る陰謀が襲いかかるものの、“運命”が惹かれ合う2人の味方に。
どんな妨害にも負けず、赤い糸を手繰り寄せた2人を優しいハッピーエンドが包み込む。
2人に訪れる試練により、愛が深まる
『美女と野獣』
美しく聡明でありながら、村人たちから変わり者呼ばわりされるベル。一方、森の城には、魔女の呪いで野獣の姿に変えられた王子が住んでいた。そんなある日、ベルの父が野獣の怒りを買ったことで2人の運命が交錯。ベルは父の身代わりとなり、野獣の城での囚われ生活を余儀なくされる。横暴な野獣と気丈なベルの心は全く通い合わないかに見えたが、やがて2人はそれぞれの中に潜む孤独を知ることに。
互いの優しさに触れた2人が穏やかな時間を共にする姿、そして名曲「美女と野獣」にのってダンスを楽しむシーンが最高のときめきをくれる。また、野獣が不器用ながらもベルに愛を告白しようとする様も可愛らしく、呪いを解く条件「誰かを心から愛し、愛されること」が達成される瞬間も間近に思われたが…。
ベルを妻に望むガストンと野獣を恐れる村人の襲来が、2人の最後の試練に！ だが、命の危機にさらされてなお深まる愛が力となり、野獣も本来の姿を取り戻す。
自由な魂と魂で繋がる恋
『アラジン』
お忍びで街の市場を訪れていた王女ジャスミンは、生きるために日々盗みを働く青年アラジンと出会う。互いに惹かれるものを感じる2人だったが、ジャスミンが王女であることが大きな障壁に。恋心を打ち砕かれたアラジンは、「願い事を3つまで叶える」というランプの魔人ジーニーの助けを借りることになる。そんな中、王宮では邪悪な国務大臣ジャファーの陰謀が進行。
国民の幸せを第一に願い、王女としての責務を果たそうとするも無力感に苛まれるジャスミンを勇気づけたのは、彼女を王宮の外の世界へといざなうアラジンの優しさと純粋な心だった。強い好奇心を持ち、自由を渇望するジャスミンが、「僕を信じて」と微笑むアラジンの導きで魔法の絨毯に乗り、大空を駆け巡る場面はディズニー映画史上に残るロマンティックな名シーン。
自由な魂と魂で繋がる2人の恋心が名曲「ホール・ニュー・ワールド」に重なり、“身分違いの恋”の幸せなエンディングを暗示する。
純粋な愛が最大の武器に
『リトル・マーメイド』
人間の世界に憧れる人魚姫のアリエルは、海で嵐に遭った王子エリックの命を救う。この出会いをきっかけに、アリエルは地上に飛び出したい気持ちをますます募らせることに。そんなアリエルの気持ちにつけ込み、海の魔女アースラが「人間の姿を手に入れる代わりに、美しい声を差し出すこと」を提案する。声を発せずとも願い通り人間の女性となったアリエルは、やがてエリックと再会。命の恩人だと気づかないながらも彼女に惹かれるエリックが、アリエルを街に連れ出すシーンにロマンスの萌芽が感じられる。
目にするものすべてが新鮮なアリエルと、アリエルの反応を愛おしそうに見つめるエリックの姿は幸せな恋人同士そのもの。だが、海の王は人魚と人間の交流を禁じていて…。その後、2人は海の魔女の策略にさらされ、海底王国の危機を招くことにもなるが、純粋な愛こそが最大の武器に。
海の生き物も地上の生き物も分け隔てなく、2人を祝福するラストを勝ち取る。
“プリンセスの原点”がついに実写に！
映画『白雪姫』2人の運命の行方は？
さまざまなプリンセスの愛を見つめてきたディズニーが、その原点の1つと言える白雪姫の物語を実写化。待望の実写ミュージカル版となる『白雪姫』では、雪のように純粋な心を持つ白雪姫が、外見の美しさと権力に執着する女王の陰謀にさらされていく。その誰もが知るおとぎ話を心躍るミュージカル映画にブラッシュアップしたのは、『（500）日のサマー』のマーク・ウェブ監督。
また、『ラ・ラ・ランド』でリアルな愛の詞の数々を書き上げたパセク＆ポールが音楽を担当し、ラブストーリーとしての期待を高める。
物語を担うキャストも豪華で、白雪姫役のレイチェル・ゼグラーは『ウエスト・サイド・ストーリー』で歌唱力の高さを実証済み。白雪姫役の吉柳咲良、白雪姫が出会う運命の人・ジョナサン役の河野純喜（JO1）ら、プレミアム吹替版にも歌声に定評のある面々が揃う。
そんな中、白雪姫と運命の人ジョナサンがどんな想いを曲にのせ、ディズニーが紡いできた愛の歴史にどんな1ページを加えるのかが気になるところ。白雪姫とジョナサンの出会い、そして2人の運命の行方に注目したい。
華麗なる実写版ディズニープリンセスたちに続く！実写版『白雪姫』がすごい＞＞（シネマトゥデイ）
『白雪姫』公式サイト
