U-NEXTで配信されているドラマ『あいつは黒炎竜』がますます面白くなってきた。主演のチェ・ヒョヌクが演じるのは、ヨンソン百貨店・戦略企画本部の本部長パン・ジュヨンである。本来の彼は気が小さい男である。自分からは強気なことができない性格なのだ。
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子供の時に両親が交通事故で亡くなり、本当に寂しい思いをした。そうした孤独な日々を慰めてくれたのが音楽であり、漫画であり、ゲームだった。完全なオタク生活に浸りきっていたのだが、いつも怖かったのが祖母だ。
祖母のチョン・ヒョソン(パン・ヒョジョン)は財閥のオーナーとなっている。彼女の息子夫婦はパン・ジュヨンがおねだりをした時に交通事故で亡くなっている。そのことでチョン・ヒョソンは孫のことを恨んでいる。それで、いつもパン・ジュヨンに厳しく当たるのだ。
それでも、パン・ジュヨンは立派な後継者にならなければならない。祖母は厳しい人で常に監視の目を向けてくるが、その苦痛にも耐えなければならない。そして、ようやくパン・ジュヨンはヨンソン百貨店の本部長に昇進した。もしも失敗したら後継者にはなれず、失格の烙印を押されてしまう。
パン・ジュヨンは何が何でも本部長として成功しなければならない。しかし、部下となったのが、ムン・ガヨンの演じるチーム長のペク・スジョンだ。彼女は手強い。年が5歳も上だし、性格がきつい。対抗するためにはパン・ジュヨンも虚勢を張らなければならない。

強気なことができない性格
そんなふうに無理して背伸びをしているうちに、ペク・スジョンにどんどん惹かれるようになった。彼女には自分のオタク生活を完全に見破られている。ついに、パン・ジュヨンは出張中に泊まった民家で酒を飲みすぎて酔ってしまった。その挙句にペク・スジョンにキスをしてしまった。
翌朝になってキスをしたことを忘れてしまったが、時間が経った時に急にそのことを思い出した。そこで、自分の感情に気づかされたのだ。以来、パン・ジュヨンはどのような行動に出るべきなのか。いよいよ彼の本当の勝負が始まる。
文=大地 康
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