現在公開中の映画『ゆきてかへらぬ』より本編映像が公開された。
広瀬すず、木戸大聖、岡田将生、瀧内公美、藤間爽子、柄本佑らが出演する本作は、大正から昭和初期を舞台に、実在した男女3人の壮絶な愛と青春の物語。

公開された映像は、広瀬、木戸、岡田が演じる、美しい時代を火花散らすように駆ける泰子、中也、秀雄が、ダンスホールで踊るシーン。
京都から東京に移った泰子と中也は、中也の友人・秀雄と出逢い、奇妙で歪な恋愛関係へと発展していく。ある日、中也と小林は神経症に悩まされていた泰子を元気づけようと、ダンスホールに連れ出す。流行りのダンス「チャールストン」を踊る泰子と、その様子を席で見守る男ふたり。男たちは会話に飽きると、泰子と一緒に踊り出す。
このシーンは、事前にそれぞれがダンス練習を行って撮影に臨んでおり、3人にとっても印象深い撮影だったそう。木戸は「3人の役の踊れるレベルが微妙に違くて、泰子、中也、小林の順に踊れるという設定だったので、このシーンの撮影前の現場でも、広瀬さんが先生になって教えてくれました」と明かす。
岡田は「僕はどっちかというとテーブルに座って見ていることの方が多かったので(笑)練習の成果が出ていて、本当にすごいなと思いました」とコメント。

広瀬は「セリフを喋りながらだったので、リズムが狂って大変でした」とふり返り、「中也と小林どちらと踊りたいですか?」という質問には、「中也じゃないですか?熱を持ちながら踊るっていう目的だけを楽しめる。その真っ直ぐさと熱い部分を中也は持ってる。小林は途中で“つまんない”って言われそう(笑)」と笑った。
そんな彼らの奇妙な関係性が垣間見えるダンスシーン。このあと、中也のある行動がきっかけで3人の関係性が壊れていく。
『ゆきてかへらぬ』は全国にて公開中。
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