15日(現地時間)、ザ・ビバリー・ヒルトンにて第77回全米脚本家組合賞(WGAアワード)授賞式が開催された。ホストはコメディアン、俳優、脚本家のジョエル・キム・ブースター。
映画部門のオリジナル脚本賞を『ANORA アノーラ』、脚色賞を『ニッケル・ボーイズ』、ドキュメンタリー脚本賞を『ジム・ヘンソン:アイディアマン』が受賞した。
テレビ部門では、ドラマシリーズ賞を「SHOGUN 将軍」、コメディシリーズ賞を「Hacks(原題)」、新シリーズ賞を「SHOGUN 将軍」、リミテッドシリーズ賞を「THE PENGUIN-ザ・ペンギン-」が受賞した。
「SHOGUN 将軍」は上記2つの賞以外にエピソード賞(第1話「按針」)も受賞し、計3部門受賞で今年のテレビ部門で最多受賞となった。
授賞式中には、今年1月15日に亡くなったデヴィッド・リンチ監督を追悼する機会が設けられた。全米脚本家組合賞は、1月29日に同監督を功労賞のローレル賞に選出したと発表。同監督は、亡くなる数週間前にこの知らせを聞いていたという。
授賞式では『デューン/砂の惑星』『ブルーベルベット』を出演代表作に持つカイル・マクラクランが登壇し、デヴィッド・リンチ監督の功績を称えた。また、『マルホランド・ドライブ』のナオミ・ワッツ、『ロスト・ハイウェイ』のビル・プルマンがビデオレターに出演し、監督との仕事をふり返った。