エドワード・ヤン監督の名作『カップルズ』が4Kレストア版として4月18日（金）よりされることが決定した。
本作は、90年代の台北を舞台に、多国籍な人々が交錯する中で、欲望と愛を追い求める若者たちの物語。レッドフィッシュをリーダーとする4人組が、自由と愛を求めて生きる中で、フランスから来た女性マルトとの出会いにより、彼らの関係が変化していく様子を描いていく。
解禁されたポスターでは、新入りのルンルンとマルトが見つめ合う印象的なシーンを中心にして、フライデーズに集まる4人組、ハードロックカフェで談笑する多国籍な人々が映し出されている。
様々な人物が交差する中で「それでも、愛は存在できる？」とコピーが添えられ、まるで現代を生きる私たちにも問われているようなビジュアルとなった。
エドワード・ヤンを「最も敬愛する映画作家の一人」と語る濱口竜介監督からは、絶賛コメントが寄せられている。
＜濱口竜介監督 コメント＞
『牯嶺街少年殺人事件』の少年たちが成長し、『恐怖分子』の鋭利さと『恋愛時代』の軽みを併せ持つ映画をつくりあげた。
『カップルズ』における協和と不協和の絶え間ない交替とその滑らかさは、エドワード・ヤンのフィルモグラフィの中でも際立っている。
危険なる傑作。
『カップルズ』4Kレストア版は4月18日（金）よりTOHOシネマズシャンテ、シネマート新宿ほかにて公開。
