『密輸 1970』「シュルプ」のキム・ヘスが主演する「トリガー ニュースの裏側」初回2話が、ディズニープラスにて1月15日(水)より独占配信中。超型破りな調査報道チーム“トリガー”で破天荒なチーム長を演じるキム・ヘスの新たな代表作が誕生した。
「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」のチョン・ソンイル、日本のドラマ「スロウトレイン」に出演したチュ・ジョンヒョクらキャストとのケミストリーも見応えあり、身を挺したアクションあり、“弱者の手に握られた最後の真実の引き金”となる「トリガー」は間違いなく、この冬“一番熱い”報道ドラマ。韓ドラファンから一目置かれるディズニープラス韓国作品の2025年の幕開けを華々しく飾る。
3年ぶりドラマ復帰で名物プロデューサーに
カリスマ溢れるキム・ヘスの新たなハマり役
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本作は、超型破りな調査報道チーム”トリガー”が凶悪事件の真相を大暴露し、事実で悪人たちをなぎ倒す痛快エンターテイメント。
舞台は現代のソウル。広告主を恐れることなく物議を醸すニュース報道を発信してきた“トリガー”は、ある事件について際どい報道をしてしまったため、番組打ち切りの危機に直面する。番組の存続と自分たちのキャリアを守る最後の手段として、チームは20年前に忽然と姿を消した有名俳優の未解決事件の解決を目指していくが…。
この痛快エンターテイメントを牽引するのが、忖度なしの取材の傍ら、自らカメラの前にも立つ公営放送KNSの調査報道番組「トリガー」のチーム長、キム・ヘス演じるオ・ソリョン。キム・ヘスはディズニープラス作品待望の初参加だ。
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市民のみならず、局内からも「ファンです」との声が上がるKNSの看板番組PD(プロデューサー)にして、視聴者が最も信頼する番組にも選ばれる「トリガー」の顔。権力に屈せず、報道人としての信念や矜持を持ち、チームの仲間や社会的弱者への温かみある目線はキム・ヘスが演じるからこその説得力。
昨年日本公開された映画『密輸 1970』では、70年代を舞台に密輸王やチンピラと攻防を繰り広げ、一度は裏切った海女仲間との連帯を見せたことも記憶に新しく、20年ぶりの時代劇に出演したドラマ「シュルプ」(2022)では、それぞれに問題や困難を抱える息子たちのため、文字通り宮中を奔走する王妃となった。
悪を暴くためには手段を選ばないが、実際は弱者の味方という点では「ハイエナ-弁護士たちの生存ゲーム-」(2020)の女性弁護士チョン・クムジャの姿もよぎる。
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そんなオ・ソリョンPDはどれほどの悪事を目にしても、「この世界は美しい」と断言する。ジャーナリストが掲げる理想主義…ではなく、“この世界は美しい”と信じているからこそ、凶悪犯罪や社会の腐敗をカメラに収めて告発し、さらなる悪事が生まれないよう人の心に訴えかけ、藁にもすがる思いを抱える者たちの“最後の真実の引き金”であろうとする強い使命感を持った女性である。
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演じるにあたり、キム・ヘスは実際の調査報道プロデューサーたちから多くの助言を受けたことを制作発表で語っている。特に女性プロデューサーが現場でどんな服を着ているのかに着目したそうで、劇中に登場するものの多くは実際に調査番組プロデューサーから借りて撮影したことを明かしている。
だが、オ・ソリョンの取材手法は大胆不敵で、かなりの無茶もする。初回では新種の麻薬で信者たちを洗脳し、殺人を隠蔽する新興宗教団体・信仰の園が登場するが、なんと“パラグライダーの不時着”を装って信仰の園に潜入、決死の覚悟でカメラを向ける。麻薬でゾンビのようになった信者たちに追われても、真実を収めたカメラだけは絶対に手放さない。それがオ・ソリョンだ。
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キャラクターに現実味をもたらし、情熱的で信念を貫く、後輩たちや市民が憧れずにはいられないカリスマ的な存在は、まさにキム・ヘスそのもの。
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また、「シュルプ」ではキム・ヘスが眉をクイッと上げる演技が話題となったが、今作では変顔のみならず、まさかの鼻血シーンまで!? ときおり挟み込まれるスローモーション、さらに“トリガー”チームとのティキタカ(テンポのよい会話のやりとり)の応酬で、すっかりそのペースに引き込まれてしまう。
役者たちのケミ&相乗効果で
最高のチームが出来上がる!
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当初、破天荒なオ・ソリョンに振り回され衝突するのが、チョン・ソンイル演じるドラマ局から異動してきた新人PDハン・ドだ。
「動物天国」を希望していたのに、なぜか“トリガー”に配属されてやる気ゼロ。“中古新人”と揶揄されるが、何やら事情を抱えており、「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」で注目を集めたダンディで穏やかなイメージのあるチョン・ソンイルが犬や猫の動画で癒され、ときに愛らしいほどの不器用さと謎めいた部分を見せる。
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本作のユ・ソンドン監督が手がけたイ・ドンウク&ウィ・ハジュンの「バッド・アンド・クレイジー」でも重要な役柄を担っただけに、これまで目にしたことのないチョン・ソンイルの意外な一面が期待できそうだ。
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一方、チーム長のオ・ソリョンを尊敬してやまない若手のカン・ギホは、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」で“腹黒策士”と呼ばれる主人公の同期弁護士役でブレイクし、TBS新春スペシャルドラマ「スロウトレイン」では多部未華子の相手役として流暢な日本語と柔らかな芝居を披露して話題を呼んだチュ・ジョンヒョクが演じている。
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カン・ギホは3年も“トリガー”チームに貢献しながら、第2話タイトルの「底辺」のとおり、旧態然としたテレビ局で調査報道チームの“底辺”を象徴するキャラクター。経歴や後ろ盾があるハン・ドへの反発もあり、チュ・ジョンヒョクが体現する契約社員カン・ギホの悲哀は共感を呼ぶに違いない。
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彼らを取り囲む面々も豪華だ。調査の結果を形にする放送作家ホン・ナヒには、『パラサイト 半地下の家族』「ドクタースランプ」のチャン・ヘジン。
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猪突猛進なオ・ソリョンと上層部を取り持つチーフPDのパク・デヨンに「カジノ」のイ・ヘヨン、「トリガー」を終了させようとするKNS社長ク・ヒョンテには「ミスター・サンシャイン」のシン・ジョングンといったベテラン勢。「ハイエナ-弁護士たちの生存ゲーム-」「私たちの人生レース」のパク・スヨン演じる、腹に一物抱えた本部長ソン・ヒウォンの存在も大いに気になる。
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こうした登場人物たちの個性と、彼らの連帯や信頼関係、何より報道記者としての熱量に魅了され、ハン・ドが“トリガー”チームに抱いた第一印象と同じように、とんでもない報道ドラマが始まったぞ!という戸惑いと驚きは、第2話まで見終えるころには一変する。
「悪霊狩猟団:カウンターズ」「バッド・アンド・クレイジー」ユ・ソンドン監督による外連味のある演出が利いており、現実を照らすシリアスさと人間味あふれるコミカルさのバランスは回を重ねるごとにやみつきになりそうだ。当初は“異質”だったハン・ドも、次第にその一員として溶け込んでいくことになるのだろう。
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そして、このチームが挑む事件はあくまでもフィクションだが、キム・ヘス主演の「未成年裁判」でもモチーフにされたような実際の事件を彷彿とさせる。正義のためでも度が過ぎれば、人権弾圧だ、過剰報道だと反発を受けることになり、“真実よりも優先するものがある”テレビ制作の裏側を垣間見ることもできる。
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さらには、脅迫か、フェイクか、Dr.トリガーと名乗る謎の告発者もチームの存続を脅かす。Dr.トリガーの正体と、有名俳優の未解決失踪事件、ハン・ドが背負っている影なども徐々に明かされていく模様だ。もしかしたら、これらがすべて繋がっていく可能性もある。
いま、こんな世の中だからこそ、オ・ソリョンチーム長率いる“トリガー”の大奮闘を最後まで見届けたい。
「トリガーニュースの裏側」を視聴する
「トリガーニュースの裏側」は1月15日(水)よりディズニープラスにて独占配信中(全12話/毎週水曜2話ずつ)。