15日(現地時間)、フランスで開催されていたアヌシー国際アニメーション映画祭が閉幕した。
長編部門においては、黒柳徹子氏の自伝的小説を基に映画化した『窓ぎわのトットちゃん』(八鍬新之介監督)が特別賞のポール・グリモー賞を受賞。同賞は昨年、『夏へのトンネル、さよならの出口』(田口智久監督)も受賞した。代表作に『やぶにらみの暴君』(のちに『王と鳥』として改作)を持つ、アニメーターで監督の故ポール・グリモーの名を冠した賞。
長編部門の最高賞のクリスタル賞はオーストラリアの『Memoir of a Snail(原題)』。2004年に『ハーヴィー・クランペット』でアカデミー短編アニメ賞を獲得した、アダム・エリオット監督のストップモーション・アニメ。エリオット監督が長編アニメのメガホンを取るのは2009年の『メアリー&マックス』以来で、奇しくもこの作品も同年のアヌシー国際アニメーション映画祭でクリスタル賞を受賞していた。
審査員賞・観客賞はラトビア・ベルギー・フランスの『Flow(原題)』だった。
『窓ぎわのトットちゃん』特別賞受賞の知らせに、Xには祝福や喜びのコメントが多数寄せられている。