ヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンの『哀れなるものたち』に続く最強タッグ最新作『憐れみの3章』。 この度、第77回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門でワールドプレミア上映が行われ、6分間にわたるスタンディングオベーションでカンヌをオールスターキャストとともに華々しく飾った。
現地時間5月17日(金)夜、『憐れみの3章』ワールドプレミア上映でのランティモス監督のカンヌへの帰還には、ゴージャスなドレスをまとったエマをはじめとして、ジェシー・プレモンス、ウィレム・デフォー、マーガレット・クアリー、ホン・チャウ、ジョー・アルウィン、ママドゥ・アティエ、ハンター・シェイファーら監督を囲んで豪華スターキャストも勢ぞろい。世界中の注目が集まるなかレッドカーペットを華やかに飾った。
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監督・脚本を務めるランティモス監督は過去3回ではすべて主要賞を受賞(2009年『籠の中の乙女』で第62回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門ある視点賞受賞、2015年『ロブスター』がコンペティション部門審査員賞を受賞、2017年『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』はコンペティション部門脚本賞を受賞)。
前作『哀れなるものたち』の世界的大ヒットに続く最新作への期待、さらに今回の受賞にも期待が高まるなかのワールドプレミアとあって、興奮がさめやらぬ会場では、6分ものスタンディングオベーションが続き、監督をはじめとした参加者たちにとって鳴り響く拍手と喝采に包まれた感動の一夜となった。
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本作は、選択肢を奪われ、自分の人生を取り戻そうと格闘する男、海で失踪し帰還するも別人のようになった妻を恐れる警官、卓越した教祖になると定められた特別な人物を懸命に探す女…という3つの物語から構成される。
ランティモス監督が描く、全く異なる展開を繰り広げる3つの物語で、同じ俳優たちがまるで違う設定で、違う人物を演じるというオリジナリティあふれる作品。
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いち早く本作を鑑賞した批評家からは、「『憐れみの3章』は大胆不敵な選択を厭わない監督の、注目せずにはいられない最新作だ」(The Playlist)、「ランティモスとフィリップ(脚本)は、気まぐれな神々が人間の無防備な運命を操るように、主人公たちを翻弄する」(ファイナンシャル・タイムズ紙)、「この映画が仕掛けた心理ゲームの中で、選び抜かれた俳優の演技の幅が歓びをもたらす」(デイリー・テレグラフ紙)、「じっくり観れば観るほど、パズルのピースがはまり始め、共通のテーマが浮かび上がってくる」(ハリウッド・レポーター誌)と、これまでにない斬新な作品に興奮の映画評が続出している。
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『憐れみの3章』は2024年、全国にて公開。