14日(現地時間)、第77回カンヌ国際映画が開幕した。あいにく、天気には恵まれなかったが、審査員長のグレタ・ガーウィグ、リリー・グラッドストーン、オマール・シー、是枝裕和監督ら審査員チーム、ジェーン・フォンダ、ジュリエット・ビノシュ、メリル・ストリープ、レア・セドゥらがレッドカーペットに輝きを添えた。
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審査員団の会見で、グレタ審査員長は「私は映画が大好きです。映画は私にとって神聖なものです。芸術も、映画も神聖なもの。これから10日間も、礼拝所のようなこの場所で過ごせる機会をいただけたことが信じられません」と映画愛を語った。
昨年、パルムドールを受賞した『落下の解剖学』の俳優犬メッシも登場。約20分間、レッドカーペットで人々の注目を独占し、様々なポージングを取ってカメラマンたちを喜ばせた。メッシの写真を見たファンたちも、「メッシが主役だ」「スーパースター!」「彼が主役の映画を早く作って!」とうれしそうだ。
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ボーダーコリーのメッシは『落下の解剖学』でスヌープ役を演じ、一躍スターに。昨年、カンヌで優秀な演技を認められた犬に贈られるパルム・ドッグ賞を受賞した。また、同作は今年のアカデミー賞にも5部門の候補となり、メッシも授賞式に出席した。