マーティン・スコセッシ監督のApple Original Film『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』でレオナルド・ディカプリオ、ロバート・デ・ニーロと共演し、本年度アカデミー賞主演女優賞にノミネートされているリリー・グラッドストーンが新たに主演を務める『ファンシー・ダンス』がApple TV+にて2024年に公開されることになった。
本作はネイティブアメリカンの女性たちの失踪や殺人という、深刻な問題が招く犠牲の実態、そして残された人々の心の癒える日を迎えるまでの希望を描いた物語。
舞台となるオクラホマ州のネイティブアメリカン、セネカ・カユーガ族の居留地に住むジャックス(リリー・グラッドストーン)は、姉が行方不明になって以降、姪のロキ(イザベル・ディロイ・オルセン)の面倒を見ながら、かろうじて生活していた。
空いた時間を全て姉の捜索に費やす一方で、彼女は先住民族のお祭りであるパウワウに向けて準備を進める姪ロキを支える。しかし、ジャックスの父親であるフランク(シェー・ウィガム)に親権を奪われることを恐れた2人は、パウワウまでに行方不明の母親を見つけ出そうと、捜索することを決意。ネイティブアメリカンの女性が住む地域を渡り歩く捜索の旅の中で、破綻した司法制度に振り回され直面する葛藤や矛盾に迫っていく。
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サンダンス映画祭で上映され、大絶賛された本作は、Confluential Films、Significant ProductionおよびAUM Groupが製作。リリー・グラッドストーンが主演を務めるほか、イザベル・ディロン・オルセン(「ガマシュ警部 スリー・パインズ村の事件簿」『Hairy Beast』)、ライアン・ベゲイ(『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』)、シェー・ウィガム(『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』)、クリスタル・ライトニング(「ガマシュ警部 スリー・パインズ村の事件簿」)、オードリー・ヴァシレフスキ(『RED』)らが出演。
監督を務めるのは、リリーと同様ネイティブアメリカンで、本作で長編映画監督デビューを果たすエリカ・トレンブレイ。エリカ監督は、ミシアナ・アリスと共に脚本も務めている。
エリカ監督は本作について「ネイティブアメリカンの映画製作者として、自分の属するコミュニティの物語が織りなす多彩な世界に加わることを夢のように感じています。セネカ・カユーガ族の2人の女性を描くこの美しい物語を世界中の方々にお届けできることを嬉しく思います」とコメントを寄せた。
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主演のリリーは、バード・ランニングウォーター、シャーロット・コー、フォレスト・ウィテカーらと共に製作総指揮も務める。
Apple Original Films『ファンシー・ダンス』は2024年、Apple TV+にて公開予定。