草彅剛主演映画『碁盤斬り』の公開時期が来年5月に決定。追加キャストも発表された。
本作は、古典落語をベースに復讐を描く、“冤罪”をテーマにしたヒューマンドラマ。
格之進(草彅さん)の一人娘・お絹役には、朝ドラ「おかえりモネ」や「ファイトソング」の清原果耶が抜擢。「父を敬い、自分のやるべき事へ邁進出来る素直な女の子です」とキャラクターを説明し、「格之進とお絹の確かな絆に触れながら育んだ時間は、何にも変え難い温かなものでした。錚々たるキャストの皆さまの背中を追いかけながら、白石監督をはじめとするスタッフの皆さまと紡いだ日々が、沢山の方々に届きますよう願っています」とコメント。
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また、萬屋面々として、手代・弥吉役で中川大志、番頭・徳次郎役で音尾琢真、亭主・萬屋源兵衛役で國村隼が出演。
中川さんは「落語の噺がベースの今作は、現代人の我々にも共感出来るポイントが沢山ある、身近なところで起こり得るストーリーです」と本作について述べ、音尾さんは「いつもお世話になっている白石和彌監督の、時代劇という新たなチャレンジにまたご一緒させていただけるということだけでも幸せであるのに、草彅剛さんとシーンを共にできるという光栄極まりない日々でございました」とふり返る。
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國村さんは「撮影が進むうち、最も興味を唆られていったのが【碁敵(ごがたき)】という言葉。ひとつの盤面上に展開する実人生をもかけた勝負の世界。その囲碁の世界で得るものは、友情ともまたライバルとも違う、人生に於いて特別な人と出会ってしまう事。この映画『碁盤斬り』は正にその事を描いています」と語っている。
さらに、彦根藩の藩士の梶木左門役に奥野瑛太、町の親分の長兵衛役に市村正親、格之進と因縁のある武士・柴田兵庫役に斎藤工、半蔵松葉の大女将・お庚役に小泉今日子も決定。
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奥野さんは「これだけの豪華なメンバーに囲まれて時代劇に参加できた事大変嬉しく思います」と参加を喜び、市村さんは「草彅くんはドラマで一緒になったこともあるけれど、映画では2度目の共演です。『ホテルビーナス』のときは全編韓国語でしたが、今回は日本語だったので楽だったね笑草彅くんの芝居を間近に見ながら、芝居をし、作品に参加できたのは楽しかったし、光栄で嬉しかったです」と共演をふり返る。
斎藤さんは「現場でお会いした剛さんは、草彅剛では無く、柳田格之進そのもので、静かに鳥肌が立ちました」と草彅さんの印象を述べ、小泉さんは「美しくて、優しい、そして迫力のある世界。既視感のない時代劇になっていると思います。私も完成が楽しみでなりません」と心境を明かしている。
『碁盤斬り』は2024年5月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開予定。