デンゼル・ワシントン主演の大ヒットアクションシリーズ最終章『イコライザー THE FINAL』より特別映像が解禁された。
1作目ではロシアンマフィア、2作目は同じイコライザーへと正義の鉄槌を下してきたデンゼル・ワシントン演じるロバート・マッコール。最終章となる本作で敵となるのはイタリアンマフィアだ。
この度解禁となった特別映像では、マッコールのこれまでの“仕事ぶり”を紹介しつつ、最新作の見どころについても解説。イコライザーファンも未見の方も、これさえ見れば予習が完了する映像となっている。
フークア監督との初タッグとなった『トレーニング デイ』(2001年)ではオスカーで主演男優賞を受賞するという華々しい結果を残し、名優として観客の心を掴み続けるデンゼルにとって『イコライザー』シリーズが同じ役を再演することになった唯一のシリーズ作ということもあり、その思い入れは格別だ。
映像内で「1作目では地味な暮らしを望む」と回顧されるように、一作目となる『イコライザー』(2014)では元CIAトップエージェントだったロバート・マッコールは、あまりに凄惨な任務を経験したことで自ら職を辞し戸籍も抹消、街のホームセンターで働きながらごく普通の物静かな男として平穏に生活していた。
だが偶然知り合った少女娼婦テリー(クロエ・グレース・モレッツ)がロシアンマフィアから暴行を受けるシーンを目撃してしまったことにより、抑えていた正義感が目を覚まし、テリーを救うためロシアンマフィアのアジトに単身で乗り込む。そこから、昼は真面目なホームセンターの従業員、夜は善良な市民を苦しめる強盗や汚職警官たちを闇から闇へ葬り去るイコライザーとして世の不正を抹消していく…。
2作目の『イコライザー2』(2018)では、稀有な経歴から秘密主義のマッコールが唯一心を許すことが出来る人物であり、CIA時代の上官スーザン(メリッサ・レオ)が突如何者かに襲われる。襲撃者の情報を探るほど腑に落ちない事実が判明していく中、ようやく辿り着いた敵はなんとマッコールと同様のスキルを持つ同じイコライザーだった。
フークア監督が「人と関わり自分の心を見いだす」と語るように、2作目ではイコライザーvsイコライザーの決戦の中で守るべき大切なものを持ってしまったマッコールによる苦悩や葛藤が描かれている。
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そして「最新作は前の2作とかなり違う」とデンゼルが話すように、偶然辿り着いたイタリアの美しい田舎町で、その町に暮らす善良な人々による優しさに触れ心の平穏を見つけたマッコール。イコライザーとして暗躍してきた孤独な夜の顔を捨て、残りの人生をその地で過ごそうと誓った矢先、イタリアンマフィアによる事件が次々と勃発。恐怖におびえる街の人々を前に、マッコールの中で静かに、しかし確実に怒りが増幅していく。
前2作では“19秒”で悪を倒してきたマッコールだが、本作でカウントするのはなんとわずか“9秒”。常に無力な住民を助け、正義を下してきたマッコールの悪に対する怒りが一線を越えたとき、イコライザーとしての最後にして最大の<仕事>が始まるのだった…。
シリーズ未見の方は予習として、シリーズファンはこれまでのおさらいとしてチェックしたい特別映像となっている。
『イコライザー THE FINAL』は10月6日(金)より全国にて公開。