人気俳優マリオン・コティヤールとメルヴィル・プポーが主演し、名匠アルノー・デプレシャンが監督をつとめる『私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター』から本編映像が解禁。マリオン演じる姉が長年互いを憎み合う弟の話をするうちに、まさかの展開になるシーンとなっている。
何が理由だったかは、もう分からないけれど、ずっと憎み合い、顔を合わせることもなかった姉弟が、両親の事故をきっかけに再会する…ストーリーの本作。
この度、初公開された映像は、マリオン演じる舞台女優の姉アリスが、雑誌記者の取材を受けているシーン。記者が、詩人で作家の弟ルイ(メルヴィル・プポー)の話を出すと「作家の弟はいない」と否定するものの、ルイが自身の著書の中でアリスを侮辱していることに触れると…突然、鼻血が!
アリスの弟への強い感情が、映画的なアクションとして絶妙のタイミングで現れる、デプレシャン監督らしい1場面となった。
『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』でアカデミー賞主演女優賞に輝き、「シャネルNo.5」のミューズを務め、大作『インセプション』からレオス・カラックスの『アネット』、グザヴィエ・ドランの『たかが世界の終わり』まで、ハリウッドでもヨーロッパでも欠かせない存在となったマリオン。
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本作のデプレシャン監督は、「マリオンは評価を超えた女優。彼女がスクリーンに登場するやいなや、私は彼女に夢中になってしまう」と彼女についてコメント。「彼女には共感を呼ぶ力、素朴さ、そして子どもらしさがあり、それを見ると誰もがマリオンを愛し、彼女のすべてを許してしまいたくなるのです。だから私は、マリオン演じるアリスを憎しみから解放するために、マリオンと共にこの映画を作ったのです」と明かしている。
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監督もそう絶賛するマリオンを、スクリーンでたっぷりと堪能できそうだ。
『私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター』は9月15日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて順次公開。