不愛想なタクシー運転手と92歳のマダムのパリのドライブが、人生を大きく動かす旅へと変貌していく『パリタクシー』。この度、上品なマダムに一体何があったのか、世を騒がせた衝撃の裁判を語る本編映像が解禁となった。
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「どの新聞も一面で大騒ぎ」と、アルコル橋で一服しながらあることをふり返るマドレーヌ。何事かと思ったら、<衝撃の事件>を起こして、裁判にかけられていた驚きの過去を吐露する、という本シーン。
離婚などあり得なかった当時。ある事件を起こした彼女に対し、裁判所には「マドレーヌに自由を!」と、抗議の声が大きすぎて裁判にならないほど、彼女を応援する沢山の女性たちが押し寄せた。
法廷では、裁判官から夫の姓で呼ばれることを断固拒否するマドレーヌ。夫に対して自責の念があるか問われると、「昼も夜も、彼女だけでなく、息子にまで暴力を振るった男は夫ではない。これは虐待だ」と、どれだけ悲惨なことが行われていたかを想像させる、強い視線で訴えかける。マドレーヌが夫相手に起こした事件とは…!?
当時、女性に参政権はなく、中絶も非合法、夫の承認なしに自由にお金を使うこともできなかった戦前生まれのマドレーヌら女性たち。彼女たちが自由と権利を獲得するために声をあげ、勝ち取ってきた過去があったからこそいまがある。本作は、マドレーヌとのドライブを通してそんな道のりを一緒に辿ることもできる。
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そしてパリを横断しながら知るマドレーヌの人生の物語には、さらに耳を疑う展開と並外れた結末が待っている。
『パリタクシー』は4月7日(金)より新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。