ディズニーのファンイベント「D23 Expo」で、実写版『リトル・マーメイド』の予告編が公開されてからまもなく1週間が経つ。美しく幻想的な映像と、主人公アリエルを演じるハリー・ベイリーの圧倒的な歌唱力に注目が集まり、YouTubeでの再生回数は1500万回を超えた。
アフリカ系アメリカ人のハリーがアリエルに起用された際、多様性を歓迎する声と共に、SNSでは人種差別的な反発の声も上がった。ツイッターでは「#NotMyAriel(私のアリエルじゃない)」というタグも誕生したほどだ。
しかし、実際に動き、歌うアリエルがお披露目された予告編は「鳥肌が立つほどの素晴らしさ」「涙が出た」という声があがっており、特にハリーと同じ黒人の少女たちの心をつかんだ。予告編を食い入るように見て「私みたい!」「彼女も黒人?」とうれしそうに反応している少女たちのコンピレーション動画がバイラル化し、ハリー本人にも届いたことがわかった。
「先週末、みんながこのリアクション動画を送ってきてくれて、本当に圧倒されています。これ(少女たちの反応)は私にとってかけがえのないものです」と感動をつづり、動画をリツイート。ファンから「動画を見て、思わず泣いてしまいました。喜びの涙です」「この映画は黒人の子どもたちにとって計り知れない影響力があります。本当にありがとう」と温かいコメントが寄せられている。