シリーズ最新作にして完結編『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』の来日記者会見が28日(木)に開かれ、ブライス・ダラス・ハワード、ディワンダ・ワイズ、クリス・プラット(リモート出演)、コリン・トレボロウ監督らが登壇した。
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『ジュラシック・パーク』から約30年、遂に完結となる本作について、「完結させるにあたってスピルバーグ監督とどのような事を話しましたか?」という質問に対し、コリン・トレボロウ監督は、「主にキャラクターについて話をしました」と明かす。
「我々が大好きだったローラ・ダーン、サム・ニール、ジェフ・ゴールドブラムとこの3人のレジェンド・キャラクターについて、またオーウェン役のクリス・プラット、そしてブライス・ダラス・ハワードのキャラクターについて話をして、みんなを一緒に共演させるということを話しました。そして、ディワンダ・ワイズが演じているケイラという新しいキャラクターも、是非皆さんに愛していただきたいですね。はい、とても責任感を感じています」と、スピルバーグとの会話を回想した。
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続いて、そのレジェンドキャストと共演した感想を聞かれたクリスは、「彼らと共演できてとても光栄です。私は10代の頃に第1作目を見ているんですが、そこから30年経った今、アイコンと呼ばれる彼らとスクリーンで共演をできたというのは、キャリア1番と言えるくらいの光栄なことです」と敬意を示す。
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するとブライスは「私は『ジュラシック・パーク』を、公開した週末に12歳で見たんです。この映画を見たからこそ、私は映画を作りたいと思ったんです。それくらい重要な作品です。そして、自分が「ジュラシック」の一部になるとは予測もしていませんでした!(レジェンドキャストについては)とにかく楽しい人たちで、遊び心があり、才能に溢れていて思いやりに溢れています。全ての瞬間が彼らによって高められていると思います」と絶賛した。
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ディワンダは、「映画の準備期間に、素晴らしいキャストと同居できたのが最高の体験でした! 2017年にローラが、ある賞を受賞したのだけど、私はその現場にいて“あんなふうになりたいな”と思っていたのだけど、そんな人たちと一緒にスクリーンに出るだけではなく家族ぐるみで仲良くなれたなんて、最高の体験でした。ジェフは毎晩素晴らしい音楽を提供してくれたし、サムは美味しいワイン。そして、ローラは…究極の悪戯っ子ですね。最高に楽しくて最高に素晴らしい時間を過ごさせさせてもらいました」と撮影期間を懐かしみながら、楽しいエピソードを披露してくれた。
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そして、日本語吹き替えキャスト、オーウェン役の玉木宏、ケイラ役の伊藤沙莉、フランクリン役の満島真之介も登場。「参加できたことが嬉しい」と語るオーウェン役の玉木さん、そしてケイラ役の伊藤さんは、「素敵な作品に関われて幸せ」と言い、最後に登場したのはフランクリン役の満島さんは「皆さんに会いたくてきました!たくさんの人が楽しみにしている作品なので本当に嬉しい」と再会の嬉しさを滲ませて挨拶。
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ここで、吹き替えキャストより、キャストの皆さんへの質問タイムが設けられ、トップバッターの玉木さんは「(マルタ島の)バイクでのチェイスシーンは、とても興奮を覚えるシーンでした。実際の撮影はどのような感じだったのですか?」とクリスに質問すると「まず、オーウェンに素晴らしい声を与えてくださった玉木さん、ありがとう」とお礼を述べた後、バイクのシーンについて「本当にすごいシーンだよ。映画と言うのは演技もそうだけど、スタントマンやみんなの力が合わさってコラージュされて作られているんだ。あのシーンは本当にすごいし、『ジュラシック・ワールド』を思い出させるところもありつつ、ちょっとその時とは違うひねりもあって、みんながワクワクするようなシーンになっているはず」と自信をのぞかせた。
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「演出する上で苦労したシーン、良い出来だと思っているシーンは?」という満島さんからの質問にコリン監督は「(全てに対して)チャレンジング!」と返答するも、「アニマトロニクスの恐竜がたくさん出ていて、セットもたくさん作ったんだ。でも、それぞれの場所でプロフェッショナルなエキスパートがたくさんいるので、私は見ているだけと言う時もあったよ。さっきクリスが話したマルタ島でのバイクシーンについてはかなりのCGやビジュアルエフェクトを使っていると思われているけど、実際には実物のバイクや飛行機を使って撮影をしているんだ」と苦労を語る。
そして1番のお気に入りのシーンとして、クレアが密林で恐竜に追われ、池に入って息をひそめるシーンをあげ「あのシーンは私が思うようになったと思う。素晴らしいシーンだよ」というと、満島さんは「(撮影については)いろんな思い出があると思うのだけど、今の話を聞いた後に映画を見ると、いろんなシーンを愛情を持って楽しむことができますね」と感想を述べた。
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伊藤さんからディワンダへ「演じるのに苦労したシーン」について、聞くとディワンダは「全てが難しかった!」と大きなジェスチャーで笑う。「1番最初の撮影がツルツル滑る氷上で、クリスと一緒のアクションシーンだったの。クリスが全力でサポートしてくれて、つるっと滑ってもしっかりを支えてくれたことが嬉しかった」と、撮影をクリスに助けられたことを明かす。伊藤さんは「とても好きなシーンですが、まさか1番最初に撮ったシーンだとは!」と驚いた。
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本作は、人間と恐竜の共存もテーマの一つとなっているが、「もし恐竜と共存することになったら?」という問いにブライスは「クリス・プラットが横にいれば大丈夫!」と大笑い! そして「この映画の楽しいところは、もし○○だったら? と想像力が豊かになるところ。十年近いところで学んだことは、クリスといれば大丈夫! ということ」とチャーミングに笑う。するとクリスもその答えを受け「うん、なんとかなるんじゃないかな! 結構いけると思うよ。もし恐竜がいるとしたら、ブライスとまた一緒に過ごせるのでそうなったら楽しいね」と笑った。
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最後に、日本のファンへのメッセージを聞かれると、ブライスは「これは本当にことなんだけど『ジュラシック・ワールド』の1作目で上手くいったら日本に行けるかもしれないねと、みんなで話していた。最高の場所を最後まで取っておいたというわけ。日本の観客のみなさんが私たちのことを大切にしてくださってとても嬉しいです。お子さん、家族のみなさんで映画館で楽しんでほしい。そして、願わくば12歳くらいのお子さんが私と同じような体験(本作に感激して映画を作ることを目指した)をしてくれたら嬉しいです」と答えた。
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クリスは今回来日が叶わなかったことについて「日本に行けなくて残念!」といい「実は、赤ちゃんが産まれたばかりで妻や子供の近くに居たかったんだ」とその理由を明かし、会場からは拍手が!
「この10年間、本当にありがとう。明日公開ということで(本作の)ファンでいてくれてありがとう。ファンのことを考えて作ったので、とにかく劇場に見にいってくれると嬉しいよ。もし次回があるなら、家族と一緒に日本に行きたいです」と日本のファンに向けて温かいメッセージを残した。
『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』は全国にて公開中。