2021年に惜しまれつつ亡くなった瀬戸内寂聴の<生誕100年記念>のドキュメンタリー『瀬戸内寂聴99年生きて思うこと』より、本予告編と本ビジュアルが解禁された。
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本作は、中村裕監督が2022年5月15日で満100歳を迎えるはずであった瀬戸内寂聴に、密着17年間という長い歳月をかけ撮影したドキュメンタリー。2015年にNHKスペシャル「いのち 瀬戸内寂聴 密着500日」(ATP 賞ドキュメンタリー部門最優秀賞受賞)のディレクターもつとめ、長年寄り添い続けた監督だから描ける<誰も知らない瀬戸内寂聴>の姿がスクリーンに映し出される。
“裕さん”こと中村監督と寂聴さんは、17年に及ぶ密着で、日々の老いから、過去の不倫関係まで、日常的に互いに全てを報告し合う、まるで母親、先達、友人、あるいは恋人のような、形容しがたい関係性を築き上げた。コロナ後も取材を続ける唯一無二の存在に寂聴さんが語る“本音”や“金言”の数々が映し出される貴重なドキュメンタリーとなった。
この度解禁されたのは、中村監督が手掛けた本予告。名誉住職を務める岩手県の天台寺でのあおぞら法話から始まり、寂聴さんを象徴する「恋愛は逃れられない。雷のように落ちてくるものだから、打たれるしかない。人間が一番成長するのは恋愛」という名言から、はたまた、寂庵の台所で号泣したり、子どものように笑う寂聴さんの姿が切り取られている。
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また、併せて解禁された本ビジュアルでは、寂聴さんの名言「晩節なんて汚したっていい。好きに行動すればいいの」をキャッチコピーに、紫の法衣を着用した寂聴さんの身体の中に、寂聴さんのめくるめく人生の場面を散りばめた、昔の記憶が蘇る走馬灯のような鮮やかなデザインとなっている。
『瀬戸内寂聴99年生きて思うこと』は5月27日(金)より全国にて公開。