玉山鉄二が主演を務め、深川麻衣、音尾琢真、団長安田らが共演する『今はちょっと、ついてないだけ』。この度、シェアハウスで共に過ごす4人が、ゆっくり心を休める様子を映し出す本予告が解禁。奈良発のロックバンド「Age Factory」の主題歌、「First day song」も初披露された。
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今回、解禁となった本予告では、爽やかなせせらぎの音から始まる。表舞台から姿を消した人気カメラマンの立花(玉山鉄二)、家に居場所がない元テレビマンの宮川(音尾琢真)、将来に悩む美容部員の瀬戸(深川麻衣)、そして落ち目な芸人の会田(団長安田)、それぞれが“今はちょっと、ついてない”日々の中、シェアハウスで出会い、共に過ごし、ゆっくり心を休める様子が映し出される。
立花に背負われながら「俺はこれからどこに行けば良いんでしょう」と言う宮川に対し「ご自宅に帰ってください」というやりとりや、4人が集うシェアハウスで淹れる香り立つ一杯のコーヒーに癒される姿、美しい緑に囲まれた北竜湖でのカヤックや海を見渡すことのできる大三東駅、さらにドローンで撮影された美しい棚田などの風景が心を満たす。
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かつて自分をプロデュースした巻島(高橋和也)との過去に囚われていた立花だったが、不器用な仲間たちとの時間が立花を少しずつ変えていく。そして、立花の母(かとうかず子)の「そのうち、ええ運がくるでねぇ」という一言に、彼らの未来が少し感じ取れる予告映像だ。
さらに、原作にインスパイアされ書き下ろした「Age Factory」の主題歌「First day song」が流れ、曲中の「時計の針が今重なって、少しだけまた思い出す」の歌詞は、主人公・立花が“心が本当に求めるもの”を重ねる日々に見出していく姿を表現している。
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先日2月26日に開催された「映画のまち調布 シネマフェスティバル2022」では、本作を世界最速で上映。上映前のトークイベントには玉山さん、深川さん、柴山健次監督が登壇。
玉山さんは「いま(の時代は)凄く閉塞感があって、一回失敗してしまうと、もしかしたら次のチャンスが巡ってこないかもしれない。リスタートを切るのが怖い、そんな社会になっている最中、ポンと背中を押してもらえるような作品になっていると思う」と語り、深川さんは「あの時こうしていればよかったとか、あの道を選択していればよかったな、と誰しも思うことがあると思う。でもどんな自分の選択もこれでよかったんだ、遠回りしたからこそ見える景色があるんだ、と気づかせてくれる話」とコメント。
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2016年に原作と出会い、自ら映画化の許諾に動いた柴山監督は、「世の中にはがんばれ、という作品が多すぎると思っていたけれど、生きているだけで頑張っていない人はいないと思う。この物語は、がんばれがんばれとは言わない。でも、ちゃんと見守ってくれているんです。そんな優しさが映画を通して伝われば嬉しい」と語った。
さらに『今はちょっと、ついてないだけ』オリジナル・サウンドトラックの発売ならびに配信も決定している。
『今はちょっと、ついてないだけ』は4月8日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。
『今はちょっと、ついてないだけ』オリジナル・サウンドトラックは4月8日(金)配信開始、4月19日(火)CD発売。