「Vanity Fair」誌から、『マッドマックス 怒りのデスロード』のキャストや製作陣との130を超える対談を収録した「Blood, Sweet & Chrome: The Wild and True Story of Mad Max: Fury Road」が出版された。
フュリオサ大隊長を演じたシャーリーズ・セロンは同書の中で、マックス役のトム・ハーディと撮影中に険悪な仲であったことを告白している。
「私たちはけんかをしているか、無視し合っているかのどちらかでした。どちらの方が悪いかわかりませんが。ほかの人たちは、それに対応しなければなりませんでした」と2人の険悪な関係が、他のキャストやスタッフにも影響を与えていたと明かすシャーリーズ。「本当にひどい話ですよね。私たちはあんなことをするべきじゃなかったし、もっとよくできたはず。認めますよ」と2人の行動を悔いた。
同作は砂漠のど真ん中で撮影され、「タフな撮影でした」というが、だからと言って自身のひどい態度の言い訳にはならないとも語っている。
2人の険悪な関係を目の当たりにしたカメラアシスタントは、「トムは非常に挑発的な人。シャーリーズは違います。それで、2人が衝突し合ったのです」、最高司令官を演じたリチャード・ノートンは、「トムは(アクションなどの)すべての振り付けに、理由を求めたがります。シャーリーズが基本的に求めているのは、シンプルであること」と語っており、2人の正反対な性格も対立の要素となっていたようだ。
アシスタントディレクターによると、「製作前の準備段階から、2人の関係は崩壊しているようでした」「ファイトシーンのリハーサルの日、2人は初めて会ったのですが、ピリピリした空気を感じました。信じられないほど」とのこと。