山田杏奈と奥平大兼がW主演するドラマ「早朝始発の殺風景」の放送・配信が決定した。
本作は、「体育館の殺人」で鮎川哲也賞を受賞した青崎有吾による短編集のドラマ化。早朝の始発電車で、放課後のファミレスで、観覧車の中で…と、日常の風景が一瞬にして変化し、展開される高校生たちの5つの密室会話劇を描いた、いま注目を集めている小説だ。
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今回ドラマ化にあたり、岡田惠和が脚本監修を担い、脚本は「夢中さ、きみに。」の濱田真和が担当。「大豆田とわ子と三人の元夫」の瀧悠輔が監督を務める。
物語の主人公、殺風景役と加藤木役は、『樹海村』『ひらいて』の山田杏奈と、『MOTHER マザー』で注目を集め、今作が連続ドラマ初主演となる奥平大兼。ほぼ全編が二人芝居という、演技力が試される役どころ。第1話で偶然出会い、早朝始発に乗車した理由の探り合いから、最終話(全6話)まで繋がっていく2人の演技合戦は必見だ。
「ひとつの空間の中での会話劇、という題材にわくわくしました」と目を輝かせた山田さんは、「台本を初めて読んだ時ひとつのシーンと台詞の長さにまず驚いてこれまでで一番台詞を覚えるのに苦労しました」と明かす。そして「各話魅力的なキャラクター、会話の中でひとつの真相が見えてくる面白さを是非楽しみにしていただければ幸いです!」とメッセージを寄せている。
奥平さんは「僕が演じる加藤木は至って普通っぽい子ですが、山田杏奈さん演じる殺風景は特殊な役柄なので実際にお芝居をするまで空気感やテンションなども予想がつかなったので色々な不安はありました。でも現場に入って時間が経つにつれ、特殊な殺風景を相手にするのが楽しくなっていきました」と撮影をふり返り、「全体的に長くて独特な台詞回しがとても印象に残っています。そこにキャラクターの個性が加わっていて、色々な場面で見応えがある作品だと思います。ぜひ楽しんで見て貰えたらと思います!」とコメントした。
WOWOWオリジナルドラマ「早朝始発の殺風景」は2022年WOWOWにて放送・配信予定(全6話)。