第73回エミー賞授賞式が9月19日(現地時間)に開催された。受賞結果は、Netflixの「ザ・クラウン」がドラマ部門の全7部門(演技部門4賞+作品賞、監督賞、脚本賞)を完全制覇するというエミー賞史上初の偉業を達成。9月11日・12日に行われた製作&技術に携わった人々を表彰するクリエイティヴ・アーツ・エミー賞と合わせると11部門で受賞を果たし、作品別で「クイーンズ・ギャンビット」とともに首位に立った。
スタジオ別では、これら2作品を手掛けたNetflixが44の賞を受賞し圧勝。HBO/HBO Maxが19、Disney+が14、Apple TV+が10と続いた。演技部門は、今年は白人以外の俳優も候補に挙がっていたが、惜しくも一人も受賞ならず。受賞者全員が白人となり、「#EmmySoWhite」(#エミー賞は白人ばかり)というハッシュタグをつけて不満をツイートする人も。それは映画ファンばかりでなく、50セントなどの業界人も含まれる。
主要部門の受賞結果は以下の通り。
【ドラマ部門】
作品賞
「ザ・クラウン」
主演男優賞
ジョシュ・オコナー「ザ・クラウン」
主演女優賞
オリヴィア・コールマン「ザ・クラウン」
助演所男優賞
トビアス・メンジーズ「ザ・クラウン」
助演女優賞
ジリアン・アンダーソン「ザ・クラウン」
【リミテッド・シリーズ部門&テレビ映画部門】
作品賞(リミテッド・シリーズ)
「クイーンズ・ギャンビット」
作品賞(テレビ映画)
『ドリー・パートンのクリスマス・オン・ザ・スクエア』
主演男優賞
ユアン・マクレガー「HALSTON/ホルストン」
主演女優賞
ケイト・ウィンスレット「メア・オブ・イーストタウン ある殺人事件の真実」
助演男優賞
エヴァン・ピーターズ「メア・オブ・イーストタウン ある殺人事件の真実」
助演女優賞
ジュリアンヌ・ニコルソン「メア・オブ・イーストタウン ある殺人事件の真実」
【コメディ部門】
作品賞
「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
主演男優賞
ジェイソン・サダイキス「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
主演女優賞
ジーン・スマート「Hacks」(原題)
助演男優賞
ブレット・ゴールドスタイン「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
助演女優賞
ハンナ・ワディンガム「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」