同賞は、短編映画の審査によって才能ある新人監督を発掘することを目的としており、応募条件はこれまで商業映画の監督、脚本、プロデューサーを担当したことがない日本在住の映画作家の作品であること。受賞者にはAmazonから贈呈される100万円の賞金に加え、Amazonスタジオと長編映画の製作を模索し、脚本開発に取り組む機会などが提供される。
また、同賞ファイナリストに選出された作品は、東京国際映画祭期間中に公式上映会場で一般観客に向けて上映も行われる。
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Amazonでは、同賞への協賛によって、クリエーターの才能を発掘し、今後映画製作における新しい才能を世界へ発信する貢献をしていくという。
Amazonスタジオ アジアパシフィック責任者エリカ・ノースは、「Amazonスタジオは世界のクリエーターや表現者、そして制作にかかわる皆様にとって“Home for Talent(才能ある人が集う場所)”になることをビジョンとして掲げています」と語り、「日本だけではなく、世界をターゲットに活躍を望む日本のクリエーターの皆さんにとって、この賞が今後のご活躍のきっかけとなることを心より望んでいます」とコメント。
東京国際映画祭チェアマン・安藤裕康は「どこかに潜んでいる未知の才能が見出され、この東京国際映画祭から世界へと飛び立っていく姿を想像しただけでワクワクします。映画の新しい時代を切り開く有為な人材に期待しています」とコメントを寄せている。
第34回東京国際映画祭は10月30日(土)~11月8日(月)、日比谷・銀座地区(角川シネマ有楽町、シネスイッチ銀座、東京国際フォーラム、TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 日比谷、ヒューマントラストシネマ有楽町、有楽町よみうりホールほか)にて開催。