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第2弾予告編では、主人公のアレックス(フェリックス・ルフェーヴル)がタイプライターに向かい、あの夏、ダヴィド(バンジャマン・ヴォワザン)と過ごした日々を回想するシーンが映し出される。無垢な16歳のアレックスにとって、野性的で自由奔放な18歳のダヴィドは眩いほどの魅力に溢れていた。
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「待つ必要はない、人生は短い」と微笑むダヴィドの強引さに惹かれ、次第に恋愛感情を抱くアレックス。バイクの2人乗りも、クラブでのダンスも、この胸の高鳴りも、アレックスにとっての“初めて”を全て教えてくれたのは、ダヴィドだった。
このまま幸せな瞬間が永遠に続くと思っていた矢先、突如訪れたダヴィドとの永遠の別れ。生きる希望を失ったアレックスだったが、ある夜に交わした「どちらかが先に死んだら、残された方は墓の上で踊る」という誓いに突き動かされる。そして彼は、心の痛みと向き合いながら、かけがえのない“6週間の青春”の物語を書き綴っていく。
原作は、英作家エイダン・チェンバーズが82年に発表した青春小説「Dance on my Grave」(おれの墓で踊れ/徳間書店)。当時17歳で原作と出会い、「いつか長編映画を監督する日が来たら、第一作目はこの小説だ」と深く感銘を受けたオゾン監督が、約35年の時を経てついに映像化。
「10代で初めて感じるパッション、どうしても湧き上がる感情を綴った、世代や時代を問わない愛の物語」と語る原作者チェンバーズの想いを忠実に汲み、「少年2人の恋愛に皮肉を一切加えず、世界共通のラブストーリーにした」と語るオゾン監督。初恋の衝動を圧巻の映像美と巧みな演出で表現し、少年たちが織りなす瑞々しい刹那の恋の物語を紡ぎ出した。
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併せて公開された場面写真には、アレックスが絶望に暮れ涙を流す姿や、ダヴィドの“死”と向き合うことを決意し、自らの物語を書き始める姿などを捉えた計5点。フィルム撮影による色鮮やかな映像と共に、アレックスの言葉によって蘇る2人の大切な時間が、美しく切り取られている。
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なお、バイクで疾走するダヴィドと、彼に頬を寄せ愛を噛みしめるようなアレックスの姿をメインにした劇場版ポスタービジュアルが、本日7月9日より全国の上映劇場(一部地域を除く)にて掲出開始された。
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『Summer of 85』は8月20日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。