両親から離れてそれぞれ暮らすルイーズとマイケルの姉弟は、父の病状が悪化したとの報せを受け、数年ぶりに生家であるテキサスの人里離れた農場を訪れる。父はそこで母に見守られ、ひっそりと最期を迎えようとしていた。ところが母は「来るなと言ったのに――」と姉弟を突き放す。そしてその夜、母が首を吊って亡くなってしまう。しかしそれは、姉弟を待ち受ける想像を絶する恐怖の幕開けにすぎなかった…。
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本作の監督を務めたのはブライアン・ベルティノ。山奥の一軒家でカップルを襲う恐怖の一夜を描いた『ストレンジャーズ/戦慄の訪問者』で高評価を受け、その後も謎の怪物と母娘の攻防を描いた『ザ・モンスター』など、一貫して恐怖表現を追求し続ける今後のホラー映画界を担う才能の一人。
主演を務めたのはアカデミー賞作品賞候補に挙がった『アイリッシュマン』『最後の追跡』で存在感を示した気鋭の女優マリン・アイルランドと、A24が手掛けた『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』の主役に抜擢されたマイケル・アボット・Jr.。身も凍る怪異に襲われる姉弟を熱演している。
本作はジャンル映画の権威であるシッチェス・カタロニア国際映画祭で最優秀女優賞と撮影賞の2部門を受賞したほか、大手映画批評サイト「ロッテン・トマト」では驚異の満足度91%を記録した。
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この度到着した日本版アートワークには「“それ”は邪悪で、私たちを屠るもの」という不穏な一言ともに大量の動物の死骸が打ち捨てられた農場と、そこに呆然と佇む姉弟が収められている。果たして、田舎の農場を襲う“邪悪なもの”とは一体…? その正体が気になるビジュアルとなっている。
『ダーク・アンド・ウィケッド』は11月26日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。