ダイアナは1950年代から女優活動を始め、「おしゃれマル秘探偵」のエマ・ピール役で人気を獲得するとともにエミー賞に2度ノミネート。1969年の『女王陛下の007』ではジョージ・レーゼンビー演じるジェームズ・ボンドのボンドガールを務めた。舞台でも活躍し、1994年にはトニー賞を受賞。
最近では「ゲーム・オブ・スローンズ」でマージェリー&ロラス・タイレル兄妹の祖母オレナ・タイレルという重要な役どころを演じ、圧倒的な存在感を示していた。オレナ役ではエミー賞に4度ノミネートされている。アニャ・テイラー=ジョイやマット・スミスと共演した『Last Night in Soho』(原題)やミニシリーズ「Black Narcissus」(原題)など、これから公開&放送を控える作品にも出演している。
「ジェームズ・ボンド」の公式ツイッターは、ダイアナを追悼するにあたり、「(劇中で)ジェームズ・ボンドと結婚した唯一の女性」と紹介。『007』シリーズのプロデューサーを長く勤めているバーバラ・ブロッコリ&マイケル・G・ウィルソンも哀悼の意を表した。
"We are very sad to hear of the passing of Dame Diana Rigg, the legendary stage and screen actress who was much beloved by Bond fans for her memorable performance as Tracy di Vicenzo in On Her Majesty’s Secret Service, the only woman to have married James Bond." pic.twitter.com/nqQCSg35oM
— James Bond (@007) September 10, 2020