ダニエル・ラドクリフは長文エッセイで「トランスジェンダーの女性は、女性だ」と強調し、ローリングの発言を本人に代わって謝罪。同映画でチョウ・チャンを演じたケイティ・リューングもローリングの名前は出さずとも、トランスジェンダーを支持する内容の記事を紹介した。
ハーマイオニー役のエマ・ワトソンも「トランスジェンダーの人たちが、自分がどんな存在であるかというのは彼ら自身が決めること。誰かに“違う”といつも疑問を持たれたり言われたりせずに、人生を生きる権利があるのです」とツイート。
「私のトランスジェンダーのフォロワーにわかってほしいのですが、私やそのほかの世界中の人々は、ありのままのあなたのことを理解し、敬意を払い、愛しています」とエールを贈った。
I want my trans followers to know that I and so many other people around the world see you, respect you and love you for who you are.
— Emma Watson (@EmmaWatson) June 10, 2020
また、トランスジェンダーの子どもたちのためのチャリティー団体「Mermaids」、フェミニスト基金の「Mama Cash」に寄付したことを明かし、フォロワーたちにも呼びかけた。
『ファンタスティック・ビースト』シリーズのエディ・レッドメインは「仕事でJ.K.ローリング、トランスコミュニティーのメンバーたちと組んできた人間として、自分の立ち位置をクリアにしたいと思います。ぼくはジョーのコメントには賛成できない」とローリングを名指しし、強く反論。
エディにはトランスの親友や仲間がいるといい、「彼らはアイデンティティに疑問を持たれることに辟易しているし、暴力や虐待に発展することも多々あります。ただ平和に暮らしたいだけなのです。いまがそうさせてあげるときです」と声明文を発表した。