今作は水俣病の取材活動を行った写真家、故ユージン・スミスを主人公とした物語。ユージンと妻のアイリーン・美緒子・スミス共著の「写真集 水俣」を基に、デヴィッド・ケスラーが脚本を担当した。ジョニー・デップがユージンを演じ、プロデューサーも兼任。美波がアイリーンを演じている。キャストはビル・ナイ、キャサリン・ジェンキンスらのほか、日本からも真田広之、浅野忠信、國村隼、加瀬亮らが参加。
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ジョニーは会見に出席し、水俣で起きたことは「信じるのが不可能に近いこと」、「歴史を学ぶことは衝撃的なことでもある」と語り、この物語を「伝えられるべきもの」として信念を持って映画化に取り組んだと述べた。
また、過去に起こった出来事やこれから起こっていくことに対し、メディア、映画、その他の芸術の力を人々の関心を向けさせるために役立てるべきだと主張。こうしたことを実際にできた『Minamata』のような映画はそうそう作られることがなく、「我々はすごく幸運だと思う。みなさんに観てもらえることが光栄だし、(過去の出来事などに対する)興味や関心を持つことの火付け役になれるかもしれない」と語った。
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