韓国と北朝鮮の軍事境界線、地下30メートルにある“地下要塞(バンカー)”で繰り広げられる極秘ミッションが、度重なる想定外の誤算に見舞われて混乱し、ついに世界レベルの“戦争”へと発展していく本作。『テロ,ライブ』のキム・ビョンウ監督と主演ハ・ジョンウが再びタッグを組んだ。
今回、キム監督はリアルタイムで進行した『テロ,ライブ』の手法を大胆にアップグレード。地下バンカーでの熾烈なバトルを、P.O.V.(主観ショット)やドローンの視点を取り入れた驚異的なカメラワークで描き、“極限映像”のレベルを新次元に引き上げ、傭兵戦のスリルと臨場感を余すところなく描きだした。
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また、カンヌ国際映画祭パルムドールに輝いたポン・ジュノ監督作品『パラサイト 半地下の家族』の公開も控えるイ・ソンギュンが、ハ・ジョンウ演じる傭兵エイハブと共闘する北朝鮮の医師ユンに扮し、白熱の演技合戦を披露しているのも見逃せない。
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今回解禁された場面写真では、エイハブ率いる傭兵たちが銃を構える姿、そしてエイハブと共闘することとなる北朝鮮のエリート医師ミンが険しい表情でバンカーを突き進む、緊迫したものとなっている。
迷路のように複雑な構造の地下バンカーという斬新な舞台設定で好奇心をかき立てる本作は、先読みを一切許さない怒濤のストーリー展開で観る者を圧倒。韓国特殊部隊の元兵士で、現在は民間軍事会社(=PMC)の傭兵として作戦成功率100%を誇る主人公エイハブは、依頼主であるCIAの密かな策謀、仲間の裏切り、国家間の政治的な駆け引きによって孤立し、バンカー内で絶体絶命の窮地に陥ってしまう。
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それでも戦友である部下たちの命を救い、愛する妻のもとへ帰ることを胸に誓ったエイハブは決してあきらめない。そこに本来は敵同士である北朝鮮のエリート医師との友情のドラマが加わり、悲壮感漂うミリタリー・サバイバル・アクションにこのうえなく熱いエモーションを加えている。
『PMC:ザ・バンカー』は2020年2月28日(金)シネマート新宿ほか全国にて順次公開。