やっぱり、運命? 石田ゆり子「25年くらい前に、1度だけCMで…」
東京、パリ、ニューヨークを舞台に、音楽性を見失い、苦悩する天才ギタリストの蒔野聡史(福山さん)と、パリの通信社に勤務するジャーナリストの小峰洋子(石田さん)が思いを寄せあいながら、すれ違う6年間の愛の軌跡を描く。芥川賞作家・平野啓一郎の同名ベストセラー小説を映画化した。
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同い年の福山さんと石田さんだが、意外にもドラマや映画での共演はこれが初めて! 福山さんは「今回、石田さんとの共演だとうかがって、原作や台本を読んでいたので、お会いする前から、早く“洋子”に会いたかった」と感激しきり。一方の石田さんも「25年くらい前に、1度だけCMでご一緒して。きっと、この作品でご一緒すること(運命)になっていたんだと思います」と深くうなずいていた。
原作者も泣いた!福山さん「こんなうれしい誉め言葉はない」
福山さん&石田さんは原作者の平野氏と一緒に、本作の試写に臨んだのだとか。福山さんは「平野さんから『まさか自分が書いた小説の映画を見て、泣けるとは思わなかった』と言っていただき、こんなうれしい誉め言葉はない」と原作者からの太鼓判に大喜び。「自分でも素直にすてきな作品だと思えるし、原作ファンの方々、今はあえて原作を読んでいない皆さんの期待に沿える作品になった」と胸を張った。
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石田さんは映画化が決まる前からの原作ファンだといい「こうして洋子役として、この場に立てるのは感無量。(原作ファンの)皆さんにどう思われるか、プレッシャーもありましたが、すてきな映画に仕上がった」とこちらも確かな手応えだ。劇中では英語、フランス語を話せるという役どころで「びっちりレッスンを受けました」と語学習得についても明かした。。
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完成披露試写会には共演する伊勢谷友介、桜井ユキ、木南晴夏、板谷由夏、古谷一行、西谷弘監督(『容疑者Xの献身』『昼顔』)が出席した。『マチネの終わりに』は11月1日(金)より全国東宝系にて公開。