「ヴィクトリアズ・シークレット」(以下、「VS」)が毎年行っているファッションショーのテレビ放送を止めるという。過去20年に渡って米ABC局やCBS局が同ショーを放送してきたが、「VS」の親会社「L Brands」のCEOレス・ウェクスナー氏が「変化」を求め、従業員に次のようなメールを送ったと「CNBC」が伝えている。「ファッションは変化のビジネス。成長していくためには進化し、変化していかなければならない。こういった思いで、ヴィクトリアズ・シークレットの伝統的なショーについて考え直すべきだと決断した。テレビ放送というのは、私たちの前進に適合しないと思う。2019年、そしてこの先は、ワクワクさせるようなダイナミックなコンテンツと何か新しいイベントにフォーカスしなくては。顧客が夢中になるものを届けよう。グローバルなデジタル時代の可能性に挑戦しよう」。ここ数年、ショーの放送の視聴率は下降気味で、昨年12月に放送された直近のショーの視聴率は過去最低を記録。ショーに対し、女性客たちから「スリムなスーパーモデルたちに眩惑的なブラとちっちゃすぎる下着をはかせて売ろうとしている」という批判も増えている。