全世界で累計9,000万部以上の売り上げを誇る「ミレニアム」シリーズ。スウェーデン女優のノオミ・ラパスを主演に3部作が本国で製作され、その後、フィンチャー監督、ルーニー・マーラ、ダニエル・クレイグ共演で原作小説の第1部を映画化した『ドラゴン・タトゥーの女』(’11)は、世界中で熱狂的な大ヒットとなった。
今回は、原作の第4部「ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女」(早川書房刊)を映画化。新たにメガホンを託されたのは、『ドント・ブリーズ』で世界中を恐怖に陥れ、フィンチャーやサム・ライミ監督もその才能を惜しみなく絶賛する新鋭、フェデ・アルバレス監督。斬新なスリラー演出を得意とするアルバレスが、この猟奇的なミステリーの新章をどう描くかに注目が集まっている。
■描かれるのはリスベットの知られざる過去
特殊な映像記憶能力を持つ天才ハッカーで、パンク風の特異な風貌、そして背中にドラゴンのタトゥーを入れたリスベットは、天涯孤独で、壮絶な過去を持つ。その過去が、あるキーパーソンによって明らかにされていく。自らの裁きによって悪を正そうとするリスベットに対し、「皆を助けるのに、なぜあの時…私だけを助けてくれなかったの?」と意味深な言葉をリスベットに投げかける謎の女、カミラ。カミラもまた、凄惨な過去と秘密を背負った存在だった。2人の関係が紐解かれながら、リスベットはジャーナリストのミカエルと再びタッグを組み、新たなる犯罪組織の陰謀に迫っていく――。
■英国女王からドラゴン・タトゥーの女へ!
今回解禁となった写真でも個性的な容姿が目を引く“ドラゴン・タトゥーの女”リスベット役を演じるのは、Netflixオリジナルシリーズ「ザ・クラウン」シーズン1&2でエリザベス女王の若き日を演じ、最新作『ブレス しあわせの呼吸』(監督アンディ・サーキス)ではアンドリュー・ガーフィールドと共演するイギリスの実力派女優クレア・フォイ。
また、リスベットの過去の真相を握るカミラを演じるのは、『ブレードランナー2049』での熱演が記憶に新しいシルヴィア・フークス。ミカエル役には『ストックホルムでワルツを』のスベリル・グドナソンほか、『ザ・スクエア 思いやりの聖域』のクレス・バングも出演する。
ついにハリウッドでシリーズ最新作の映画化が実現した本作。新たなる製作陣とキャストを迎えた新章がついに幕を開ける!
『蜘蛛の巣を払う女』は2019年、全国にて公開(全米公開:11月9日)。