>>あらすじ&キャストはこちらから
クメイルと妻エミリー本人が共同で書いた脚本を、クメイルが自分自身を演じて映画化。『はじまりのうた』や数々のコメディ作品で知られる有名プロデューサー、ジャド・アパトーが製作を務めた。全米でたった5スクリーンから始まった本作は、人種問題がさく裂するトランプ政権下に口コミにより2,600スクリーンにまで拡大して大ヒットに。サウス・バイ・サウスウェスト(SXSW)で観客賞、第23回クリティクス・チョイス・アワードの最優秀コメディ映画賞を受賞するなど賞レースを席巻し、第90回アカデミー賞では脚本賞にノミネートされている。

その本作で、主人公の彼女エミリーを演じたゾーイ・カザンは、名匠エリア・カザン監督の孫としても知られ、自ら脚本・製作総指揮・主演を務めたポール・ダノとの共演作『ルビー・スパークス』(2012)では、小説から現実世界に現れたヒロインをキュートに演じ、日本でも多くの映画ファンから愛されている。
今回到着したインタビュー映像では、ゾーイが本作の脚本について「何色にも染まってない感じがすごいと思った。笑いと感動と恐怖が混在している点も面白かった!」と絶賛。その一方、当の本人でもあるエミリーも、ゾーイのオーディションテープを観た瞬間、「彼女こそ相応しいことが明らかだった! 彼女には本当の知性と情熱があると同時に、軽妙さとユーモアもあるの」と起用した理由についてコメント、お互いが相思相愛だった様子だ。
そんな2人が並んでインタビューに応じる姿は、どこかしら似た雰囲気も感じられ、2人の信頼関係も伺える映像となっている。
『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』はTOHOシネマズ 日本橋ほか全国にて順次公開中。